20251213 | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT目元の施術事例

目の上の治療

  • 目の上の治療

【 30代/男性 】20251213

先天性眼瞼下垂症の症例を紹介します。成人まで治療をしなかったケースです。この場合には前頭筋の吊り上げ=側頭筋膜移植術を行います。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


先天性眼瞼下垂の主な手術方法

基本的には、まぶたの状態に応じて以下の2つの術式から選択されます。

 

眼瞼挙筋前転術(がんけんきょきんぜんてんじゅつ)

まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)の機能がある程度残っている場合に行います。筋肉を短縮し前方へ移動させることで、引き上げる力を強化します。

 

前頭筋吊り上げ術(ぜんとうきんつりあげじゅつ

挙筋の機能が著しく弱い重症例に適応されます。太ももや側頭部の筋膜、あるいは人工素材を用いて、額の筋肉(前頭筋)の力でまぶたを引き上げる方法です。

 


当院での治療方針

 

成人の方においても、基本的には上記の2つの術式を適用しますが、重症例に対してはご自身の筋膜を用いた「側頭筋膜移植術」を行っています。

側頭筋膜とは、耳の上部に存在する筋膜であり、これを移植材料として使用します。

 


今回の手術経過と結果

 

本症例では、右の先天性眼瞼下垂は右顔面の発育不全に起因するものと考えられました。実際に右下顎の発育不全も認められたため、右側頭筋膜も発育不十分である可能性が術前より予想されました。そのため、筋膜は左側から採取しています。

また、側頭筋膜移植を行うと右眼は二重になるため、もともと一重であった左眼との術後差が大きくなることが懸念されました。このため、左眼に対しては同時に切開式二重形成術を施行しました。

 


現在の状況

 

側頭筋膜移植術では、ほぼ全例において「遅れ目現象」が認められます。本症例でも軽度ではありますが確認されています。

遅れ目現象とは、下方視時に上まぶたが眼球の動きに追従せず、取り残されるように見える現象を指します。このため、患者様には下を見る際は目だけでなく、頭を下げて視線を合わせるよう説明しています。

 


今後についてと注意点

 

眼瞼下垂の手術は、重力に逆らってまぶたを引き上げるという特性上、非常に難易度の高い治療です。可能な限り左右差を少なくするよう努めておりますが、筋肉の機能差や組織の個体差により、結果としてわずかな左右差が残る場合があります。

その点につきまして、あらかじめご理解いただけますと幸いです。

施術後の経過

  • 治療前

    右は側頭筋膜移植を予定するデザイン、左は二重形成のデザイン

  • 治療前

    右顔面の発育不全が疑われました。この場合、比較的健側と思われる左側から側頭筋膜を採取しました。

  • 術中所見①

    側頭筋膜は30x5mm幅の短冊状に採取します。

  • 術中所見②

    長さは十分です。眉の上2箇所から断端を出して前頭筋に固定します。

  • 施術直後(開瞼)

    施術直後の状態です。

  • 施術直後(閉瞼)

    右目は完全に閉じきれていません。

  • PO1W(術後1週間)

    瞳の大きさ(黒目)の大きさはほぼ同じです。

  • PO1W(術後1週間)

    上もこのように見ることができます。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    腫れはほぼなくなりました。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    開瞼状態もよく上方視もできております。

  • PO3M(術後3ヶ月)

    やや右目の瞳が小さい気がします。二重幅も左より少し薄れている印象です。

  • PO3M(術後3ヶ月)

    上方視はできています。

施術カテゴリー
性別 男性
年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 男性 年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 眼瞼下垂症手術(切開式)側頭筋膜移植
施術費用
¥ ¥550,000 (税込)
合併症リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、仕上がりの左右差

Information

この施術に関する情報

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

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目の上の治療

  • 目の上の治療

【 30代/男性 】20251213

先天性眼瞼下垂症の症例を紹介します。成人まで治療をしなかったケースです。この場合には前頭筋の吊り上げ=側頭筋膜移植術を行います。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


先天性眼瞼下垂の主な手術方法

基本的には、まぶたの状態に応じて以下の2つの術式から選択されます。

 

眼瞼挙筋前転術(がんけんきょきんぜんてんじゅつ)

まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)の機能がある程度残っている場合に行います。筋肉を短縮し前方へ移動させることで、引き上げる力を強化します。

 

前頭筋吊り上げ術(ぜんとうきんつりあげじゅつ

挙筋の機能が著しく弱い重症例に適応されます。太ももや側頭部の筋膜、あるいは人工素材を用いて、額の筋肉(前頭筋)の力でまぶたを引き上げる方法です。

 


当院での治療方針

 

成人の方においても、基本的には上記の2つの術式を適用しますが、重症例に対してはご自身の筋膜を用いた「側頭筋膜移植術」を行っています。

側頭筋膜とは、耳の上部に存在する筋膜であり、これを移植材料として使用します。

 


今回の手術経過と結果

 

本症例では、右の先天性眼瞼下垂は右顔面の発育不全に起因するものと考えられました。実際に右下顎の発育不全も認められたため、右側頭筋膜も発育不十分である可能性が術前より予想されました。そのため、筋膜は左側から採取しています。

また、側頭筋膜移植を行うと右眼は二重になるため、もともと一重であった左眼との術後差が大きくなることが懸念されました。このため、左眼に対しては同時に切開式二重形成術を施行しました。

 


現在の状況

 

側頭筋膜移植術では、ほぼ全例において「遅れ目現象」が認められます。本症例でも軽度ではありますが確認されています。

遅れ目現象とは、下方視時に上まぶたが眼球の動きに追従せず、取り残されるように見える現象を指します。このため、患者様には下を見る際は目だけでなく、頭を下げて視線を合わせるよう説明しています。

 


今後についてと注意点

 

眼瞼下垂の手術は、重力に逆らってまぶたを引き上げるという特性上、非常に難易度の高い治療です。可能な限り左右差を少なくするよう努めておりますが、筋肉の機能差や組織の個体差により、結果としてわずかな左右差が残る場合があります。

その点につきまして、あらかじめご理解いただけますと幸いです。

施術後の経過

  • 治療前

    右は側頭筋膜移植を予定するデザイン、左は二重形成のデザイン

  • 治療前

    右顔面の発育不全が疑われました。この場合、比較的健側と思われる左側から側頭筋膜を採取しました。

  • 術中所見①

    側頭筋膜は30x5mm幅の短冊状に採取します。

  • 術中所見②

    長さは十分です。眉の上2箇所から断端を出して前頭筋に固定します。

  • 施術直後(開瞼)

    施術直後の状態です。

  • 施術直後(閉瞼)

    右目は完全に閉じきれていません。

  • PO1W(術後1週間)

    瞳の大きさ(黒目)の大きさはほぼ同じです。

  • PO1W(術後1週間)

    上もこのように見ることができます。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    腫れはほぼなくなりました。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    開瞼状態もよく上方視もできております。

  • PO3M(術後3ヶ月)

    やや右目の瞳が小さい気がします。二重幅も左より少し薄れている印象です。

  • PO3M(術後3ヶ月)

    上方視はできています。

施術カテゴリー
性別 男性
年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 男性 年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 眼瞼下垂症手術(切開式)側頭筋膜移植
施術費用
¥ ¥550,000 (税込)
副作用リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、仕上がりの左右差

Information

この施術に関する情報

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

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