エムズ皮フ科形成外科クリニックのAyaです😊
10℃を下回る寒い日が見られるようになりましたね❄️ 毎朝、布団から出るのが億劫な人間たちをよそに、我が家のワンコ達は朝から元気です笑
今日は、「肥厚性瘢痕とケロイド」について♪
皮膚の傷ついた部分が、赤く盛り上がったように炎症が生じる状態を、肥厚性瘢痕やケロイドといいます。
両者の違いですが、出来た傷の部分にだけとどまっている炎症を「肥厚性瘢痕」、傷の部分を超えて広がっていく炎症を「ケロイド」と呼びます。
*症状
痛みや痒み、皮膚のひきつれなどがあります。また、見た目の問題でもあることから、整容的な観点により心理的な苦痛を引き起こすこともあります。
*原因
Medical Noteより引用
ケロイドや肥厚性瘢痕では、皮膚表面だけでなく、表皮と皮下脂肪の間にある真皮と呼ばれる部分にまで炎症が起きています。通常なら、炎症は傷を治す過程で生じる一時的なものですが、その炎症が起こり続けてしまう結果、皮膚の盛り上がりや傷口を超えて広がってしまうというわけです。
・ざ瘡(にきび)
・ピアス
・熱傷
・外傷
・手術痕
小さな皮膚の炎症であっても、大きなケロイドとなることも。
*治療
《保存療法》
・外用療法
・局所ステロイド注入療法
・内服薬
・圧迫療法
・レーザー治療
《手術療法》
保存療法が奏功しない場合や、早期に治癒が期待される場合。
小さな傷から発症することもあるため、日常生活では傷を作らないよう気をつけることが大事になってきます。また、症状があっても放置してしまうことで重篤化することもあるため、早めに受診するようにしましょう💉