やけど(熱傷)は、日常生活において最もよく見られる外傷の一つです。
やかんやポットの湯、コーヒーやお茶、てんぷら油、またカップ麺のスープなどによる高温の液体によるやけどが多く、ストーブやアイロンなどへの接触によるものが、これに続きます。
やけどをしたら、水道水などで、すぐに冷やすことが肝心です。
これにより、熱による組織損傷が深くなることを防ぐだけでなく、受傷した部位の炎症を抑え、痛みをやわらげることができます。この場合、無理に衣服を脱がず、水道水などの流水を衣服の上から直接かけます。
かぶれや細菌感染を起こすことがありますので、やけど部分には薬などを塗らずに、すぐに受診してください。ティッシュペーパーなどを貼ると、患部にくっついて処置が難しくなる場合がありますので、貼らないようにしてください。