20250809 | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT目元の施術事例

目の下の治療

  • 下まぶたのたるみ取り(ハムラ法)

【 50代/女性 】20250809

50代 目の下の膨らみが強い方です。膨らみがなくなれば年齢的にも皮膚のたるみが出るのは必発です。したがって、皮膚側から行う『表ハムラ』を行いました。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


今回ご紹介するケースは50代です。当院では下記のように目の下の治療をクマとたるみの二つに大きく分けています。
【目の下の治療】
①目の下のクマ治療・・・皮膚側を切らないで行う治療:脱脂術、裏ハムラ
②目の下のたるみ治療・・皮膚側を切って行う治療:表ハムラ、ミッドフェイスリフト

今回のケースにおいて実際の目の下の状態・問題点は眼窩脂肪による膨らみです。膨らみのみにフォーカスすれば脱脂術 or 裏ハムラが適応となります。眼窩脂肪さえ処理すれば膨らみはなくなるでしょう。しかし、膨らんでいるということはその外側にある皮膚や筋肉は長年伸ばされストレッチされている状態です。例えばのはなしになりますが、日常生活レベルで同様な現象をあげると、パンパンに空気の入った風船の中身である空気がなくなればどうなるでしょう?経験されたこともあると思いますが、風船は引き伸ばされて元の風船自体の大きさよりもひと回り大きくなっているはずです。目の下も同様です。眼窩脂肪の膨らみを改善しても皮膚や筋肉は改善しません。年齢的にも目の下の状態は皮膚や筋肉も緩んでいます。眼窩脂肪の膨らみが長期保持された場合のケースでは皮膚の表側から行うハムラ法である表はムラが候補になる事が多いです。

*若いうちで膨らみを改善し(この場合、裏ハムラ法に限定します。脱脂術は再発することやその他の合併症が多いからです。)、皮膚や筋肉の非外科的治療(高周波など)でメンテナンスケアを行った場合には目の下の最適な状態はキープされるのではないかと個人的には考えています。

施術後の経過

  • 施術直後(開瞼)

    表ハムラ法ではダウンタイムは必発です。

  • 施術直後(開瞼)

    ダウンタイムの個人差はありますが、術後の安静と患部の冷却(クーリング)でダウンタイムを軽減することができます。

  • 術中所見①

    これは頭側から撮影したものとなります。眼窩脂肪は3つの区画に分かれています。内側、中央、外側となります。

  • 術中所見②

    脂肪隔膜弁を作成するための起点となるのがArcusMargilinalisという部位になります。頬骨骨膜と眼窩との間に存在する境界線です。

  • 術中所見①

    Arcus Margilinalisを切離すると眼窩脂肪が出てきます。この時出てくる眼窩脂肪は内側及び中央です。

  • 術中所見②

    鑷子の先端でさしているのが下斜筋です。下斜筋を損傷しないように注意が必要です。

  • 術中所見①

    鑷子2本で把持しているのが眼窩隔膜です。

  • 術中所見②

    眼窩隔膜ー眼窩脂肪一体型で頬骨前面骨膜に移動して縫合固定を行います。写真向かって右側を鑷子で指しているのが眼窩脂肪外側です。ここは先の眼窩隔膜ー眼窩脂肪一体型で移動しても移動できない部位となります。

  • 術中所見①

    したがって、この部位に関してはだけは脱脂を行います。

  • 術中所見②

    外側区画の眼窩脂肪の脱脂を行った後の隔膜は縫合して修復します。

  • 施術直後(開瞼)

    左右余った皮膚(余剰皮膚)と外側眼窩脂肪を取り除いた脂肪となります。

  • 施術直後(開瞼)

    術直後からテーピングを行い圧迫し患部のクーリング(冷却)をしっかり行います。

  • PO1D(手術翌日)

    術後1日目がこのように腫れます。

  • PO1D(手術翌日)

    患部の冷却、安静を3日間はしっかり行います。

  • PO3D(術後3日)

    術後3日目より腫れは無くなっていきます。

  • PO3D(術後3日)

    内出血斑は軽度認められますが、これらも改善します。

  • PO1W(術後1週間)

    抜糸を行う術後1週間で腫れも落ち着きます。

  • PO1W(術後1週間)

    目をギュッとつぶったり、目や頬のマッサージは1ヶ月は行ってはいけません。

施術カテゴリー
性別 女性
年齢 50代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 女性 年齢 50代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 下まぶたのたるみ取り(ハムラ法)
施術費用
¥ 770,000 (税込)
合併症リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、下眼瞼外反症、睫毛内反症、目の下のつっぱり感、仕上がりの左右差

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

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目の下の治療

  • 下まぶたのたるみ取り(ハムラ法)

【 50代/女性 】20250809

50代 目の下の膨らみが強い方です。膨らみがなくなれば年齢的にも皮膚のたるみが出るのは必発です。したがって、皮膚側から行う『表ハムラ』を行いました。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


今回ご紹介するケースは50代です。当院では下記のように目の下の治療をクマとたるみの二つに大きく分けています。
【目の下の治療】
①目の下のクマ治療・・・皮膚側を切らないで行う治療:脱脂術、裏ハムラ
②目の下のたるみ治療・・皮膚側を切って行う治療:表ハムラ、ミッドフェイスリフト

今回のケースにおいて実際の目の下の状態・問題点は眼窩脂肪による膨らみです。膨らみのみにフォーカスすれば脱脂術 or 裏ハムラが適応となります。眼窩脂肪さえ処理すれば膨らみはなくなるでしょう。しかし、膨らんでいるということはその外側にある皮膚や筋肉は長年伸ばされストレッチされている状態です。例えばのはなしになりますが、日常生活レベルで同様な現象をあげると、パンパンに空気の入った風船の中身である空気がなくなればどうなるでしょう?経験されたこともあると思いますが、風船は引き伸ばされて元の風船自体の大きさよりもひと回り大きくなっているはずです。目の下も同様です。眼窩脂肪の膨らみを改善しても皮膚や筋肉は改善しません。年齢的にも目の下の状態は皮膚や筋肉も緩んでいます。眼窩脂肪の膨らみが長期保持された場合のケースでは皮膚の表側から行うハムラ法である表はムラが候補になる事が多いです。

*若いうちで膨らみを改善し(この場合、裏ハムラ法に限定します。脱脂術は再発することやその他の合併症が多いからです。)、皮膚や筋肉の非外科的治療(高周波など)でメンテナンスケアを行った場合には目の下の最適な状態はキープされるのではないかと個人的には考えています。

施術後の経過

  • 施術直後(開瞼)

    表ハムラ法ではダウンタイムは必発です。

  • 施術直後(開瞼)

    ダウンタイムの個人差はありますが、術後の安静と患部の冷却(クーリング)でダウンタイムを軽減することができます。

  • 術中所見①

    これは頭側から撮影したものとなります。眼窩脂肪は3つの区画に分かれています。内側、中央、外側となります。

  • 術中所見②

    脂肪隔膜弁を作成するための起点となるのがArcusMargilinalisという部位になります。頬骨骨膜と眼窩との間に存在する境界線です。

  • 術中所見①

    Arcus Margilinalisを切離すると眼窩脂肪が出てきます。この時出てくる眼窩脂肪は内側及び中央です。

  • 術中所見②

    鑷子の先端でさしているのが下斜筋です。下斜筋を損傷しないように注意が必要です。

  • 術中所見①

    鑷子2本で把持しているのが眼窩隔膜です。

  • 術中所見②

    眼窩隔膜ー眼窩脂肪一体型で頬骨前面骨膜に移動して縫合固定を行います。写真向かって右側を鑷子で指しているのが眼窩脂肪外側です。ここは先の眼窩隔膜ー眼窩脂肪一体型で移動しても移動できない部位となります。

  • 術中所見①

    したがって、この部位に関してはだけは脱脂を行います。

  • 術中所見②

    外側区画の眼窩脂肪の脱脂を行った後の隔膜は縫合して修復します。

  • 施術直後(開瞼)

    左右余った皮膚(余剰皮膚)と外側眼窩脂肪を取り除いた脂肪となります。

  • 施術直後(開瞼)

    術直後からテーピングを行い圧迫し患部のクーリング(冷却)をしっかり行います。

  • PO1D(手術翌日)

    術後1日目がこのように腫れます。

  • PO1D(手術翌日)

    患部の冷却、安静を3日間はしっかり行います。

  • PO3D(術後3日)

    術後3日目より腫れは無くなっていきます。

  • PO3D(術後3日)

    内出血斑は軽度認められますが、これらも改善します。

  • PO1W(術後1週間)

    抜糸を行う術後1週間で腫れも落ち着きます。

  • PO1W(術後1週間)

    目をギュッとつぶったり、目や頬のマッサージは1ヶ月は行ってはいけません。

施術カテゴリー
性別 女性
年齢 50代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 女性 年齢 50代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 下まぶたのたるみ取り(ハムラ法)
施術費用
¥ 770,000 (税込)
副作用リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、下眼瞼外反症、睫毛内反症、目の下のつっぱり感、仕上がりの左右差

Information

この施術に関する情報

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

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