Before/施術前
After/施術後
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After/施術後

この施術に関して
スタール耳(Stahl耳)とは、
スタール耳 は、生まれつき耳の軟骨の形が通常と異なり、耳の上部が尖って見える先天性の耳の変形です。
「エルフ耳」と呼ばれることもあります。*エルフとはゲルマン神話に出てくる尖った耳の妖精です。
スタール耳は生後すぐでは矯正器具などで治療することが可能ですが、今回のように成人まで放置したものは手術による修正となります。
スタール耳は、対耳輪と呼ばれている部分が変形した状態です。耳の軟骨が前方に突出しているため、耳の上側折れ曲がり『尖った耳』に見えます。この異常な軟骨の折れ曲がり(第三脚)を修正するのですが、方法としては、①軟骨切除、②削り取る、③軟骨形成などがあります。
自然な耳のカーブを作るため今回は軟骨形成(軟骨戻し)で行いました。局所麻酔下にて手術時間は1時間。日帰り手術は可能ですが、下記の経過写真を見てもらえれば分かりますが、ボルスター固定といって戻した軟骨部に出血(血腫)が貯まらないように固定を行います。この状態でも翌日からシャワー浴は可能ですので心配はいりません。傷は耳の裏側に隠れますので傷跡で問題になることはありません。
術後の経過
治療前
上から見た状態です。軟骨が前方に突出しているのが分かるかと思います。
治療後
治療後の状態です。前方に突出していた軟骨が凹んで改善したのがわかります。
治療前
対耳輪というのが二股に分かれた状態です。
治療前
外側から押すと前方への突出が強くなります。
治療前
耳の後ろ側です。つまむとこのように後ろ側が凹んでしまいます。
治療前
突出している部分をマーキングします。
術中所見①
突出している部分の軟骨をこのように取り出します。
術中所見②
取り出した軟骨です。
術中所見③
このように軟骨は湾曲しています。
術中所見④
軟骨を加工して再び縫合して戻します。
術中所見⑤
戻した直後ですが、前に突出していた軟骨は無くなりました。
術直後
出血しないように固定を行います。




今回ご紹介するのはスタール耳という先天性耳介変形の成人症例です。変形した軟骨を加工して戻すという再建法にて改善しました。詳しくは、下記となります。