CASE REPORT目元の施術事例

男性における『目の下のクマ』治療は年々増えています。昭和の時代では“強面”が良しとされたこともありました。その時代では目の下のクマ＝膨らみ（目袋）があると、年期が入った男の貫禄の象徴とされていたのでしょう。したがって、それも時代の流れとともに必要性がなくなってきたのでしょう・・・（ちょっと寂しい気もします。）。

個人的な見解はさておき、男性も目の下のクマがあると暗く見えてしまったり、睨みつけているような、怒っているような顔の印象となります。

今回のケースでは、３０代男性の目の下のクマ（膨らみ）に対して、経結膜眼窩脂肪移動術（裏ハムラ）を行いました。眼窩脂肪だけではなく眼窩脂肪を包んでいる膜である隔膜も含めて一体として移動することが重要だと考えています。扇状に頬骨前面の骨膜に広げて均等に移動することで術後の凹凸感をなくし、また再発の予防ができるものと考えています。

静脈麻酔で治療を受ける方もいますが、今回は局所麻酔で行いました。術中はとくに痛みもなく無事手術を終えました。目の下のクマの原因となっている眼窩脂肪の膨らみは完全になくなりました。目の下の暗さがなくなるだけで顔の印象がすっかりと変わります。