Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
このコロナ禍が続く時期に深刻なお悩み:「マスクがかけられないんです」という切実なお悩みで来院されました。マスクをかけてもすぐに取れてしまう・・・、そんな方でした。折れ耳、カップ耳では耳輪と呼ばれる耳の上の部分を構成する皮膚や軟骨が低形成となっています。耳輪を形成することで折れた、垂れた耳を戻すことができます。
耳の後ろ側の皮膚を切開して耳介軟骨:耳輪の部分を露出します。軟骨がある程度しっかりしている場合には垂れている軟骨を移動させますが、軟骨が低形成で足りない場合には違う場所の軟骨をもってきて移植を行います。
術後の経過
治療前
耳の上の部分が前方に折れ曲がっており、マスクをかけるとゴムが取れてしまいます。
術中所見①
耳輪の部分の軟骨を完全に露出させます。
術中所見②
軟骨を縫合終了したところ
術中所見③
手術終了直後
術後1日目
耳介は固定するのが難しいので血腫が形成されないように、予防のために左のよな固定を行います。
術後7日目
術後7日目の状態です。固定を解除します。
術後30日目
術後1ヶ月も経つとご覧のように安定しています。
術後30日目
マスクはかけられるようになりますが、1ヶ月では力がかかると後戻りのリスクとなるので十分な注意が必要です
耳の上の部分が折れ曲がり、畳み込まれている状態、
折れ耳、カップ(コップ)耳のご紹介をします。