Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
コップ耳と呼ばれる先天性耳介形成です。このケースでは対輪という耳のトップに当たる部位が極度に折れ曲がっています。軟骨部が低形成が問題なので軟骨形成をする必要があります。
軟骨と皮膚の間を丁寧に剥離しないといけません。皮弁を作成して軟骨形成が終わった部位にその皮弁を戻します。皮弁の下に血液が溜まるといけないので固定が必要です。この固定をボルスター固定というのですが、約1週間必要です。術後は後戻りを起こさないように注意が必要です。
術後の経過
治療前(右側)
治療前、右側の状態です。対輪形成というものが不全の状態です。対輪を構成する軟骨が形成されておりません。
治療前(左側)
治療前の左側の状態です。左も若干ながら対輪の状態が不十分です。
治療後(右側)
治療後の右側です。治療前と比較して綺麗な対輪が形成されているのがわかります。
治療前(左側)
左側よりも綺麗になりました。
治療前(右側)
手術直前の状態です。
術中所見①
低形成である対輪部分の軟骨を露出します。
術中所見②
軟骨形成を終えたところです。
術中所見③
皮弁を戻します。
手術直後
このままだと血腫といって血が溜まってしまいます。
手術直後
ボルスターという固定を行います。
術後1日目
術後翌日は必ず再診してもらい、皮弁の状態をチェックします。
術後1ヶ月
術後1ヶ月の状態です。
術後1ヶ月
軽度の腫れは残っています。
筆者のご紹介
形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘
資格
所属学会