この施術に関して
平行型二重を希望される方は多くいらっしゃいます。目頭切開を行わなくても平行型になる方とそうでない方がいます。今回は後者の方でした。眼窩脂肪も多いので目頭切開を行いました。目頭切開は控えめに、涙丘の形などを考えて行うことが重要なポイントです。やりすぎるとバランスが悪くなるので注意が必要です。目頭のキズは1ヶ月だとまだ目立ちます。徐々に目立たなくなります。
治療コンセプト
今回のケースでは、
オリジナルの上まぶた形態は、左右差がありますがどちらも末広型の二重です。
見かけの二重幅が少なく、奥二重に近い状態です。
『平行型で見かけ二重幅をもう少し出したい・・・、』
という要望でしたので・・・、
その前に、
ここで、一般的に平行型二重をどう作成するか?
なんですが、
アジア人は目頭に蒙古ヒダというものが存在します。
簡単にいえば【皮膚の突っ張り】です。
アジア人の中でも多い人と少ない人がいます。鼻が低く(鼻根部が低い)目と目が離れた(眼間距離が長い)人はこの蒙古ヒダが発達した方が多い傾向です。
平行型の二重を形成する場合、この【皮膚の突っ張り】である蒙古ヒダに勝つように形成するわけです。
したがって、蒙古ヒダに勝てるように切開線を設定しますが・・・、
そう単純なものではなく、
- 皮膚の硬さ(伸張性)
- 瞼板前組織量
- 脂肪量(眼窩脂肪、ROOFなど)
など、様々なファクターを考えなければなりません。。。
そして、
蒙古ヒダに勝てば平行型で、負ければ結果的に末広型になります。
このケースは、鼻根部が低く、蒙古ひだが発達したタイプでした。
術前シュミュレーションで二重幅を蒙古ひだよりも上に設定しても蒙古ヒダが勝手しまい平行型になりませんでした。
したがって、蒙古ヒダを減張させる目頭切開を同時に行うことにしました。
こんな方におススメ!~二重全切開+目頭切開形成~
- 平行型の二重を希望している
- 蒙古ヒダが発達している
- わりと腫れぼったいマブタである
術後の経過
デザイン(二重)
デザイン(目頭)
手術所見①
手術所見②
術後の経過
手術直後
術後3日目
術後7日目
術後30日目
施術の説明:
まぶたの上を切開して二重を形成します。
施術のリスク:
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、再発、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、上まぶたの皮膚知覚障害、目の中のゴロゴロ感、頭痛、吐き気、再発など
施術費用:両目 ¥250,000~¥500,000(税別)
施術の説明:
目頭側の皮膚をZ形成を行います。
施術のリスク:
傷跡の赤み、涙丘の過度な露出、だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱、目がゴロゴロする、左右差があると感じる、違和感を感じるなど
施術費用:両目 ¥200,000(税別)
今回ご紹介するケースは、二重切開法です。
そして、目頭切開を同時に行ったケースです。
まず、はじめに二重について
二重について(末広型、平行型)
末広型
平行型
*上記は当院で行なった治療後の末広型、平行型の二重を提示しております。
二重には大きく分けて2種類、
末広型と平行型に分けられます。
好みはあるかと思われますが・・・
この原則には変わりはないかと思います。
*見かけの二重幅は3mm以下が望ましい
今回のケースでは二重(平行型)を希望されました。