右目の片側 先天性眼瞼下垂症を挙筋前転法のみで改善(左目は二重埋没法) | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

CASE REPORT目元の施術事例

目の上の治療

  • 二重埋没法眼瞼下垂症手術(切開式)

【 30代/女性 】右目の片側 先天性眼瞼下垂症を挙筋前転法のみで改善(左目は二重埋没法)

先天性眼瞼下垂症のケースでは、先天的(生まれつき)に挙筋能が低下しているため、通常の眼瞼下垂症手術である挙筋前転法では改善しない場合があります。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


今回ご紹介する方は、30代女性の先天性眼瞼下垂症です。右目の片側における先天性眼瞼下垂症です。先天性眼瞼下垂の多くは片側です。両側に障害を受けている方はあまり認められません。

片側のみ障害されていることが原因なのかは分かりませんが、片側性の場合には幼少期に治療をされず、成人される方がいます。そういったケースではまぶたを上げる筋肉である眼瞼挙筋が正しく使われていないため、殆どのケースで挙筋能が低下しており、ほぼ筋力がゼロの場合が多く認められます。

通常、眼瞼下垂症手術は挙筋前転法と呼ばれる手術法が選択されます。多くのケースはこの手術法によって改善されます。しかしながら、先天性の多くは挙筋前転法では改善することが乏しく、筋膜移植などによる吊り上げ術をされます。

当院では側頭筋膜移植といって側頭部から筋膜という組織を取ってきてそれをおでことまぶたの間に移植します。

今回30代の治療歴のない先天性眼瞼下垂症であったため、あらかじめ術前より側頭筋膜移植の可能性を説明して手術を行いました。結果的には挙筋前転法のみで改善しました。

挙筋前転法で行っても吊り上げてはいるので遅れ目現象(下方視で瞼が黒目を覆い被さらない現象)はでています。手術後に右目は奥二重の状態であるため、左目に関しては二重埋没法を行い整容的なバランスを整えております。

施術後の経過

  • 施術直後(閉瞼)

    右側に関しては先天性眼瞼下垂でした。切開法を行いました。先天性の多くでは挙筋自体が萎縮して機能障害を呈しているため、側頭筋膜移植を行うことが多いのですが、まずは挙筋前転を行いそれでも挙上が難しいようであれば、側頭筋膜移植術を行うこともあります。

  • 術中所見①

    先天性であるため、挙筋自体が萎縮しており機能していません。

  • 施術直後(開瞼)

    直後の状態です。腫れはほぼありません。

  • 施術直後(閉瞼)

    麻酔の影響と先天性の場合には、このように閉瞼不全がしばらく続くので、就寝前に眼帯+軟膏を塗布が必要となります。

  • PO1W(術後1週間)

    術後1週間の状態です。奥二重に近い状態ですが右側は二重になります。開瞼状態も良好です。

  • PO1W(術後1週間)

    閉瞼不全は改善してきました。完全には閉じ切れてはいないので、目が乾かないように点眼や軟膏を継続します。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    術後1か月の状態です。右目と左目の外見的バランスの差異が出てきました。この後に左の二重埋没法を行いました。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    先天性眼瞼下垂

施術カテゴリー
性別 女性
年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 女性 年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 二重埋没法
施術費用
¥ 88,000(左側:二重埋没2点固定)*右側に関しては、眼瞼下垂症手術(挙筋前転法)を施行 (税込)
合併症リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、仕上がりの左右差

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

目元の施術事例一覧へ

目の上の治療

  • 二重埋没法眼瞼下垂症手術(切開式)

【 30代/女性 】右目の片側 先天性眼瞼下垂症を挙筋前転法のみで改善(左目は二重埋没法)

先天性眼瞼下垂症のケースでは、先天的(生まれつき)に挙筋能が低下しているため、通常の眼瞼下垂症手術である挙筋前転法では改善しない場合があります。


担当医からのコメント

三沢 尚弘 医師


今回ご紹介する方は、30代女性の先天性眼瞼下垂症です。右目の片側における先天性眼瞼下垂症です。先天性眼瞼下垂の多くは片側です。両側に障害を受けている方はあまり認められません。

片側のみ障害されていることが原因なのかは分かりませんが、片側性の場合には幼少期に治療をされず、成人される方がいます。そういったケースではまぶたを上げる筋肉である眼瞼挙筋が正しく使われていないため、殆どのケースで挙筋能が低下しており、ほぼ筋力がゼロの場合が多く認められます。

通常、眼瞼下垂症手術は挙筋前転法と呼ばれる手術法が選択されます。多くのケースはこの手術法によって改善されます。しかしながら、先天性の多くは挙筋前転法では改善することが乏しく、筋膜移植などによる吊り上げ術をされます。

当院では側頭筋膜移植といって側頭部から筋膜という組織を取ってきてそれをおでことまぶたの間に移植します。

今回30代の治療歴のない先天性眼瞼下垂症であったため、あらかじめ術前より側頭筋膜移植の可能性を説明して手術を行いました。結果的には挙筋前転法のみで改善しました。

挙筋前転法で行っても吊り上げてはいるので遅れ目現象(下方視で瞼が黒目を覆い被さらない現象)はでています。手術後に右目は奥二重の状態であるため、左目に関しては二重埋没法を行い整容的なバランスを整えております。

施術後の経過

  • 施術直後(閉瞼)

    右側に関しては先天性眼瞼下垂でした。切開法を行いました。先天性の多くでは挙筋自体が萎縮して機能障害を呈しているため、側頭筋膜移植を行うことが多いのですが、まずは挙筋前転を行いそれでも挙上が難しいようであれば、側頭筋膜移植術を行うこともあります。

  • 術中所見①

    先天性であるため、挙筋自体が萎縮しており機能していません。

  • 施術直後(開瞼)

    直後の状態です。腫れはほぼありません。

  • 施術直後(閉瞼)

    麻酔の影響と先天性の場合には、このように閉瞼不全がしばらく続くので、就寝前に眼帯+軟膏を塗布が必要となります。

  • PO1W(術後1週間)

    術後1週間の状態です。奥二重に近い状態ですが右側は二重になります。開瞼状態も良好です。

  • PO1W(術後1週間)

    閉瞼不全は改善してきました。完全には閉じ切れてはいないので、目が乾かないように点眼や軟膏を継続します。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    術後1か月の状態です。右目と左目の外見的バランスの差異が出てきました。この後に左の二重埋没法を行いました。

  • PO1M(術後1ヶ月)

    先天性眼瞼下垂

施術カテゴリー
性別 女性
年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月
施術ドクター 三沢 尚弘
性別 女性 年齢 30代
撮影時期 術後3ヶ月 施術ドクター 三沢 尚弘

詳しい施術内容

施術概要 二重埋没法
施術費用
¥ 88,000(左側:二重埋没2点固定)*右側に関しては、眼瞼下垂症手術(挙筋前転法)を施行 (税込)
副作用リスク 出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、まぶたの皮膚知覚障害、糸が露出する、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、その他再発など、仕上がりの左右差

Doctor's Profile

形成・美容外科
エムズクリニック 院長

三沢 尚弘

形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院

目元の施術事例一覧へ

関連する基礎知識

PAGETOP