Before/施術前
After/施術後
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After/施術後
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After/施術後

この施術に関して
再生医療ということで他国で施術を受けたのですが、施術後約1週間ほどで治療前のように上顔面の下垂が起こったようです。この下がり方はボツリヌス菌注射によるものと疑いましたが詳細も分からず・・・、また、たとえボツリヌス菌注射による合併症であったとしても数ヶ月~半年経たないと効果は消失して元には戻らない。この顔貌で過ごすのは大変気の毒であり、本人としても何とかしたいということで今回眉下切開術+前額リフトのコンビネーションを行いました。下垂=余っている皮膚のみを切除することで症状は改善し、さらにお若い頃の状態に戻ったということで大変喜んでいただけました。
眉下切開術と前額リフトのコンビネーションを行いました。
眉下切開法とは眉毛の下で弛んだ皮膚や筋肉をとる治療法です。外側の皮膚が多く余っている方などが対象となります。
*今回の方ではオリジナル(元々)がクッキリとした二重(重瞼固定線)がある方です。ボツリヌス菌注射による影響で皮膚が完全に下垂した状態では頭側の皮膚が落ち来てその二重を打ち消してしまいます。いわゆる偽性眼瞼下垂の状態です。もちろん、ボツリヌス菌注射の合併症で真性眼瞼下垂(黒目が下がってしまう)もあります。ですが、幸いにして今回は偽性眼瞼下垂の状態だったので眉下切開法が適応と考えました。
偽性眼瞼下垂に関して、詳しくは↓
そして、
前額リフトとは、オデコの内側の皮膚をとってシワを伸ばす治療法です。眉下切開法の弱点としては目頭(内側)の皮膚が取れません。そのためこの前額リフトがその弱点を補ってくれます。
術後の経過
治療前デザイン(眉下切開術)
ご覧のようこの方は臥位(寝た状態)では重力がかかっていないので目元の二重が垣間見る事が出来ます。治療前デザイン(前額リフト)
眉下切開術のデザインはご覧のように眉毛の内側では先細りになります。目頭側の皮膚が取れません。目頭側の皮膚が取りたい場合は睫毛上切開ですが、それも限界があります。そこで今回行ったのは前額リフトです。
治療直後(目を開いた状態)
手術直後の状態です。直後の腫れはあまりない状態です。
治療直後(目を閉じた状態)
目を閉じた状態です。目は閉じられています。
術後1日目
1日目が一番腫れます。
術後2週間
腫れはなく自然な形態で目が開けられています。またおでこのシワがないのが分かります。
術後1ヶ月
生え際のキズはほとんど分からない状態です。




他国で美容施術を受けて医原性の下垂を呈した方です。おそらくボツリヌス菌注射によるものかと思われます。
前額、上まぶたに下垂が著しく認めます。
ボツリヌス菌注射
は、定番化した美容治療の一つです。比較的合併症やダウンタイムも少なく効果がすぐ現れます。
詳しくは、↓
ですが、顔の表情や筋肉の走行、注射する深度や量を間違えると、今回ご紹介するような思わぬ合併症が起こることがあります。