この施術に関して
典型的な出クマ(影クマ、黒クマ)でした。プラス、色クマ(茶クマ)も合併していました。クマは若いころより認めていたようです。目をこする癖があるのでそれによって色クマ(茶クマ)ができてクマが悪化したと思われます。目の下の膨らみがなくなり影がなくなりました。目元は施術前に比べてハッキリとして明るくなりました。でも、なんだか頬に比べて薄暗く見えるのは色クマ(茶クマ)のせいです。
脱脂術+脂肪注入(ピュアグラフト)、右の下まぶたに関しては余剰皮膚があったので一部皮膚切除を行っています。
出クマ(影クマ、黒クマ)は改善しました。
ですが、色クマ(茶クマ)は残っています。
術後の経過
Before/施術前
施術後3カ月
施術カテゴリー
施術の説明:
脱脂術+脂肪注入
施術のリスク:
施術のリスク:術後出血、涙に血が混じる、目の上・下のくぼみ(脂肪を取りすぎた場合)、仕上がりの左右差
施術費用:脱脂+目の下の脂肪注入(ピュアグラフト) ¥450,000(税別)
よくあるご質問
脱脂術のみではダメなのですか?
脱脂術は、目の下の膨らみである眼窩脂肪を減量する施術です。取りすぎると凹みますので、適切な量を取り除く必要あります。脱脂を行うことで目の下の膨らみはなくなります。ですが、脱脂術単独で目の下の膨らみだけが解消されてもM'sがご提案する『理想のカーブ』にならない方がいます。それほ頬の位置が低かったり、頬が下垂している場合です。その場合は、脂肪注入を行なって脂肪の再分配をすることが必要です。脱脂術+脂肪注入とのセットで行うことで『理想のカーブ』を作ることが可能になります。
術後はメイクできますか?
手術当日はお控えください。翌日よりコンシーラー、ファンデーションの使用が可能なため、内出血が出た場合にはカモフラージュできます。アイメイクに関しましては手術後3日目以降から可能となります。
脂肪注入は永久的ですか?
脂肪注入は移植です。通常太ももの内側から採取したものを頬に注入します。移植なので生着率ということが問題になります。生着率とは、例えば100個の太ももの脂肪細胞を頬に注入して移植した場合、頬の組織内に太ももの脂肪細胞が100個そのまま生着(頬の脂肪組織となること)することを生着率=100%となります。
100%生着する手法はいまだに存在しないのが現状です。
しかし、その中でもピュアグラフトという移植する脂肪を処理するシステムがあります。このピュアグラフトを使用することで生着率90~95%が期待できます。移植後の効果判定は施術後6か月以上経過しないと分かりません。効果の永続性に関しては、90~95%の方は長い効果の継続性が期待できますが、5~10%の方では減少することもあります。
脂肪注入には保証制度はありますか?
はい、ございます。ボリューム不足を感じた場合には再度脂肪を注入することにより改善可能です。その際のご費用は通常の半額とさせて頂いております。
脂肪注入のピュアグラフトとはなんですか?
ピュアグラフトとは、採取した脂肪から水分(血液、麻酔液など)不純物を取り除いた純粋な脂肪のみを抽出するシステムのことを言います。このシステムを用いた場合の脂肪注入の効果としての成績が上がり、海外における脂肪注入をする形成・美容外科医からの支持率も高いのがピュアグラフトです。
ピュアグラフトとそれ以外の脂肪注入法(コンデンスリッチ(CRF)など)との違いは何ですか?ピュアグラフトのメリットはなんですか?
ピュアグラフトとそれ以外の方法、とくにコンデンスリッチファット法(CRF)との大きな違いは、①必要な脂肪量と②遠心分離法を用いるという二つの点になります。
まず、①必要脂肪量ですが通常目の下のクマ治療に用いられる移植脂肪量は10cc程度で十分です。一方で、コンデンスリッチファット法(CRF)は50ccと多く、採取部位の負担が大きくなります。
次に、②遠心分離法ですが歴史的にはこの方法によって脂肪移植の生着率がアップしました。しかし、最近では高速で遠心分離法を行うと脂肪細胞が破壊するということが指摘されています。コンデンスリッチファット法(CRF)は、遠心分離法を用います。移植するための細胞ですので、出来るだけ愛護的に扱いダメージを少なくし、活性度の高い脂肪を移植することで炎症を抑えて行うことで生着率アップにつながります。また、それだけではなく、炎症ある脂肪細胞を移植すると移植した部位がシコリとなります。
以上からもピュアグラフト法は、負担を最小限にして行える方法なので海外での支持率は高く、医学的なデータでも立証されている方法です。当院で行う脂肪注入はこのピュアグラフトを使用して行います。
目の下のクマは病気ではありません。
しかし、目元が暗くなって元気がないようにみえしまったり、疲れているようにみえたり、実年齢よりも老け込んで見えてしまいます。
病気ではないのに、『病気のなの???』と心配されてしまうのが目の下のクマです。
今回のケースは、典型的な出クマ(影クマ、黒クマ)と色クマ(茶クマ)の混合タイプです。
*下の写真は治療前後の比較です。メイクはしていません。フラッシュ撮影ありとなしで提示しています。