Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
脂肪腫摘出は多くの方より依頼を受けます。前回紹介した↑の脂肪腫よりも大きな脂肪腫でした!腋の下に大きく存在したので、最初来院されたときは脇に何かを抱えているのか?と思うくらいでした。ゴルフをするのにやり難い(それも当然です。脇に子供の頭を抱えているような感じなので思ったようにバックスイングはできないはずです!)ということで摘出を希望されました。術後、–『取ってよかった!』–とゴルフに行ってスイングが快調だそうです!
治療前に検査は行います。超音波でも脂肪腫は診断できますが、今回のように巨大な場合には筋肉や血管との関係性を術前に知っておく必要があるためMRIを撮影します。
一部筋肉に接して食い込んでいるような所見を認めました。
術後の経過
治療前
脇の下に巨大な脂肪腫。脇が閉まらなかったようです。
術中所見①
脂肪腫の下半分が出たところです。
術中所見②
閉層にはV-LOCという特殊な糸を使用しました。吸収糸です。約6ヶ月程度で溶けてなくなります
術中所見③
完全に脂肪腫を取り出したところです。ドレーンを留置しました。留置期間は24時間でした。
標本
取り出した脂肪腫は病理検査に提出します。結果は良性でした。
術後1ヶ月
V-LOCはスレッドリフトのように棘(コグ)がついているので創部がよれます。
術後3ヶ月
3ヶ月もするとV-LOCは吸収され、このように創部は平になってきます。
巨大な脂肪腫をまたまた取りました。
前回は↓でしたが、それを超える大きさでした!