Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
傷跡修正ですが、キズにもいろいろです。盛り上がっているキズ、へこんでいるキズ、色・ムラがあるキズなど・・・、形の変形を伴う傷跡には手術を伴うことが多いのが確かです。今回のようにジグザグで切ることで将来的には治療前よりも目立たなくなります。最初はジグザグになるので驚かれるかたもいらっしゃいます。術後のキズのケアを守って頂くことで今回のような結果が得られます。
W形成術を行いました。三角弁を交互に入れることでジグザグに縫合を行うやり方です。ジグザグの一辺の長さが5mm以内に設定します。5mm以内の線は視覚的に目立たないキズとなります。それがジグザグになるので直線で長いキズよりも目立たなくなります。
術後の経過
デザイン 傷跡修正
W形成をデザインします。三角形の一片の長さは5mm以内に設定します。
手術直後 傷跡修正
直後の状態です。細かく縫合します。
術後1週間 抜糸直後 傷跡修正
抜糸直後の状態です。皮下内出血斑を認めますが、術後1週間で黄色に変色して徐々に退色していきます。
術後1ヶ月 傷跡修正
傷跡に赤みは残っています。テープを貼っていただきます。
術後3ヶ月 傷跡修正
赤みは消えてきました。でも、残っているのでテープ貼付は継続必要です。
術後6ヶ月 傷跡修正
術後6ヶ月も経過すると傷跡はこんなにも薄くなります。傷が完全に落ち着く=成熟瘢痕になるには1年の時間を要します。半年でこれだけ落ち着いてきているので、次の半年後の結果が楽しみです。
傷跡修正
今回ご紹介するのは顔の傷跡修正です。
この顔の傷は嫌な思い出があるキズです。
*顔のキズは嫌なものです。いつまで経っても消えないし、鏡を見るたびに思い出してしまいます。心にもトラウマを負うことになります。そんなキズも形成外科的治療で改善し、嫌な思い出も消してくれます。
傷跡(きずあと)にはいろいろなパターンがありますが、大きく分けて二つ
変形を伴うというのは、盛り上がっている、凹んでいるなどの凹凸を認めるものです。
色見とは、色素沈着です。炎症を起こすと必ず血管が拡張し赤くなり、メラニンが放出されるので後に茶色になります。
炎症後にメラニンや拡張した血管は減少していきますが、6ヶ月経過しても変化なければ、それを炎症後色素沈着症(PIH)といいます。
炎症後色素沈着に関する詳しくは↓
炎症後色素沈着症(PIH)
キズにはいろいろな思い出があると思います。
キズを負った出来事で、
「こんなキズだけで済んでよかったぁ〜、今度から気をつけよう!」
などと教訓めいたキズだったり・・・、
しかし、
ほとんどのキズが嫌な、思い出したくもないキズです。。。
「キズを見るたびにあの嫌な思いが甦る・・・、」
今回はそういった心にもトラウマを負うことになった傷跡を手術という治療で、
キズ自体も、そして心に残った嫌な思い出も一掃したケースをご紹介します!