Before/施術前
After/施術後
Before/施術前(フラッシュあり)
After/施術後(フラッシュあり)
Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
ロンバーグ症候群は原因不明です。顔面の萎縮をきたす病気です。とくに脂肪層が萎縮します。したがって、脂肪移植=遊離脂肪移植が有効です。脂肪移植をした脂肪をPureGraft(ピュアグラフト)で精製して丁寧に細かく、様々な層に注入します。脂肪は移植術です。移植技術は、移植片(脂肪)の採取〜精製工程〜注入技術など総合的な技術力によって左右する施術です。丁寧に生きた脂肪細胞を移動するには確かな技術を必要とします。
今回は脂肪移植を行いましたが、ロンバーグの特徴である色素沈着には脂肪移植では改善しません。したがって、現在レーザートーニング治療を行っています。2〜4週間に1度のペースで行うことで色素沈着は徐々に薄くなってきました。
局所麻酔で行いました。
今回の脂肪採取は大腿部後面からです。
マニュアルといって、手動の低圧脂肪吸引管で脂肪を愛護的に優しく採取します。
50cc採取しました。
耳前の1箇所から注入口を作成して細かく脂肪注入を行います。
↓術前後の比較です。
術後の経過
治療前
頬が凹んでいるのがわかります。
術中所見
等高線を引いて注入するエリアを決めます。
術直後の状態
術直後の状態では、施術の影響で腫れているのもありますが、移植した脂肪が減ることを想定して多めに注入します。50cc全て注入しました。
術後1ヶ月
ロンバーグ症候群では頬の凹みだけではなく、皮膚の色素沈着症も特徴的です。凹みは無くなりましたが、色素沈着が残っています。
術後3ヶ月
色素沈着に対してレーザートーニングを行っています。
ロンバーグ病(顔面片側萎縮症)は、Parry-Romberg syndromeといいます。
緩徐に進行し主に左側の顔面萎縮(皮膚、皮下組織、脂肪組織、ときに筋肉・骨格も含む)を来す疾患です。
通常は男性よりも女性に多く発症する病気です。
萎縮した部位には皮膚色素沈着(肌が黒ずむ)が発生したり、神経学的疾患である痙攣が三叉神経領域の顔面の痛みなども合併します。
今回紹介するケースは、左顔面の凹みが緩徐に発症してきたロンバーグ症候群です。
左顔面の脂肪組織が萎縮して凹んでいます。そして、その部位に一致して色素沈着を認めます。