難治性【ニキビ】には、内服薬:ロアキュタン! | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT施術事例

難治性【ニキビ】には、内服薬:ロアキュタン!

30代/女性 

2021/05/08

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この施術に関して

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ロアキュタンはイソトレチノインというビタミンAの一種です。海外とくに欧米では難治性のニキビに使用されています。アメリカの病院で皮膚科を研修している際、上司の先生がこればかりを処方していたのを思い出します。ロアキュタンは、皮脂の分泌を抑え、アクネ菌に対する抗菌作用を示し、そして、抗炎症作用に優れているため、重症の炎症性ニキビに対して効果があります。日本では厚生労働省の認可がおりてないため、保険が適応されていませんが、使用上の歴史も長くニキビ治療の『最後の砦』として重宝されております。

 

ロアキュタン(イソトレチノイン;Roaccutane)

 

ロアキュタンというお薬について説明します。

ロアキュタン服用に関する説明と同意書

 

《ロアキュタンの特徴》

・重症のニキビに劇的な効果があります。

・1日1回の内服のみで十分な効果が期待できます。

・欧米ではニキビ治療薬として20年以上の歴史があります。

20週間の内服を終了した後、3~5年にわたりニキビが出来にくくなります。

 

《注意事項》

・紫外線に弱くなるので、紫外線対策をして下さい。

・副作用として乾燥(口唇・粘膜)・ドライアイ・ドライスキン・夜盲などがあります。

・未成年の方のニキビ治療にも服用可能ですが、保護者の方の同意が必要になります。

 

《内服できない方》

妊娠中の方・妊娠の可能性のある方、授乳中の方

・イソトレチノイン製剤、トレチノイン製剤、ビタミンAでアレルギーを起こしたことのある方

・テトラサイクリン系の薬剤を内服されている方

・うつ病もしくはうつ気質の方

・肝機能障害のある方

・中性脂肪・コレステロールの高い方

・ビタミンA過剰症の方

 

《同意事項》

1.ロアキュタンは重篤な副作用を有する非常に強力な薬剤であり、経口抗生物質を含む他の治療で改善の見

られなかった重度結節性ざ瘡を治療するために使用することを理解しています。

2.ロアキュタン投与期間中および投与終了後1カ月間は、避妊しなければならないことを理解しています。

3.万が一妊娠した場合や避妊を中止した場合、直ちにロアキュタン服用を中止し、処方医へ連絡しなければ

ならないことを理解しています。

                        

術後の経過

治療前

内服、外用、ケミカルピーリング、フォトフェイシャルなど、いろいろ試してみましたが効果が認められませんでした。

治療1か月後

ロアキュタンを開始して1ヶ月くらいで効果を認めます。

治療3か月後

ロアキュタン内服している最中は乾燥を認めます。入念な保湿が必要です。

治療6か月後

ニキビはすっかりなくなり、再発も認めておりません。

施術カテゴリー

詳しい施術内容

施術の説明:
ロアキュタン

施術のリスク:
乾燥(口唇・粘膜)・ドライアイ・ドライスキン・夜盲、うつ症状、肝機能障害、催奇形成など

施術費用:¥15,000円

料金表はこちら

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筆者のご紹介

横浜市鶴見のエムズクリニック院長三沢 尚弘

形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘

資格

  • 日本形成外科学会形成外科専門医
  • 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 米国医師国家試験合格
  • 日本医師会スポーツ認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • AHA BLS/ACLS Provider
  • AAP NRP Provider

所属学会

  • 日本形成外科学会正会員
  • 日本皮膚科学会正会員
  • 日本美容外科学会正会員
  • 日本救急医学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本美容医療協会
  • 日本臨床毛髪学会
  • 見た目のアンチエイジング研究会

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