Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
今回、平行型二重希望だったので目頭側が自然に皮膚が折りたたまれるように調整を行っています。二重の形成では腱膜の位置と挙筋機能二つの関係性が重要です。食い込み過ぎたり、後戻りの原因とならないように両者のバランスを見ながら縫合することが二重形成では重要であると考えております。
今回は切開法にて二重平行型を形成しました。瞼縁(まつげのある部位)から8mm幅で設定を行いました。眼窩脂肪やROOF切除など脂肪の調整は行っておりません。
術後の経過
治療前
一重です。
施術直後
術直の状態では麻酔や内出血などの影響で腫れたり、また目の開いたり、閉じたりすることが困難です。その症状は手術当日以内で目の閉じにくさは解消されますが、術後1日目~3日目が腫れのピークなのでそれに応じて目の開きにくい状態は続きます。
術後1週間
術後1週間の状態では、腫れは認めますが開けにくい症状はなくなります。
術後1ヶ月
術後1ヶ月。ほぼ腫れなく二重幅も安定してきます。切開した皮膚の凹凸はこのときも残っている場合がありますが、術後3ヶ月に多くの場合なくなります。
二重とは
二重は、上まぶたの皮フがある高さで折れかえり、皮フが折り重なったことでできた皮フのヒダです。
理想的な二重の幅は?
アジア人、とくに日本人の二重の幅は3mm以下である方が良いされています。それ以上であるとその他のパーツである鼻や骨格などのお顔のバランスにもよりますが、不自然な目の表情になるので注意が必要です。
上まぶたの構造
一重と二重の違い
上まぶたを挙げた時(目を開いた時)、挙筋腱膜が後ろに引き込まれます。そこを中心に皮フが折り込まれるので、上側の皮フが被って二重が形成されます。
一重と二重の大きな違いは、挙筋腱膜の停止位置です。
一重の場合、挙筋腱膜はまつ毛側の低い位置にあり、二重の場合は一重よりも高い位置にあります。
その他の違いでは、一重では眼窩脂肪やROOFである脂肪成分が多く、二重ではそれら脂肪成分が少ないという違いがあります。
二重手術
二重の手術には、埋没法と切開法の二つに分けられます。
二重手術の基本的なコンセプトは同じで、挙筋腱膜をしっかりと形成してあげることが重要なのです。そうするために埋没法は外から、切開法は中からの操作で行います。
埋没法とは、皮フを切らず糸を通して二重を形成する方法です。皮フを切らないため、腫れや出血斑などのダウンタイムが少ないのが特徴です。一方で、デメリットとしては適応が限定されており、糸が切れたり緩だりすることで後戻りする可能性があります。
切開法は皮フを切って行います。そのため埋没法に比べてダウンタイムは長くなりますが、余分な脂肪成分を取り除くことができるのですっきりとした上まぶたになります。また、埋没法と違って糸による影響が少ないため、半永久的な二重を実現することができます。