ほくろは一般的には後天性色素性母斑のことを指します。 後天性色素性母斑とは、生まれたときには存在しませんが母斑細胞が皮膚で増殖した状態になります。
ほくろ・いぼの治療は保険が適用される場合があります。
医師の診断で治療が必要な場合、以下の様な状態の場合は保険が適用されます。
- 顔を洗う時にひっかかるような隆起性病変
- 出血が見られる
- 眼瞼にあって、視野障害を起こしている
- 悪性腫瘍の可能性が否定できない(形状が異なる、肥大化しているなど)
完全な見た目の問題=美容的な問題であれば保険は適用されません。
ほくろ・イボ
治療
ほくろ・イボの治療では部位やサイズに応じて、除去した後の傷跡(きずあと)に配慮してベストな方法を選択しております。
治療方法としては、大きくわけて二つ、レーザー治療とメスによる手術となります。
◆メスによる切除法(小手術)
- くり抜き切除法
- くり抜き巾着縫合
- 単純切除縫合法
- 切除+局所皮弁再建法
◆高周波ラジオ波治療(いわゆるレーザー治療による電気分解焼灼法
◆メスによる切除法(小手術)
M’s(エムズ)では、原則3mm以上ある大きさのほくろには切除法をお勧めしております。3mm以上あるほくろも高周波ラジオ波で治療することも可能なのですが、キズに赤みが残ったり、膨れ上がったり(キズのトラブル:肥厚性瘢痕やケロイド)する場合があります。キズ痕を綺麗に仕上げるということを前提にすると3mm以上は切除をおススメします。
単純切除縫合法
ほくろ症例(単純切除縫合法)
before
After
主な副作用・・・内出血、傷跡の赤み、色素沈着、傷跡、ケロイド、再発
※症状、肌質により効果に差があります。
*保険適用された場合の治療はすべてメスによる切除法となります。
料金
【保険適用の場合】
ほくろ手術にかかる自己負担金
露出部 ¥5,000〜¥14,000円
非露出部 ¥4,000〜¥13,000円
*露出部とは、半袖半ズボンの衣服を着用して衣服で肌が覆われない部位、例えば顔や首、前腕や膝下などの部位を言います。一方で、非露出部はその反対で衣服で覆われている部位を示します。
*費用の幅は、部位や大きさによって変わります。
【自費診療の場合】
1か所の切除料金 ¥33,000円、別途、お薬代+麻酔代:¥2,000円、初診料:¥2,000円
ほくろ 切除+局所皮弁再建法
ホクロ 皮弁形成
◆高周波ラジオ波治療(いわゆるレーザー治療による電気分解焼灼法)
お顔にあるイボやホクロは、表情が暗く見えたり、実年齢よりも老けて見えてしまいます。また、美肌を求める(M’s美肌コンセプト 詳しくはこちらをご覧ください。)方にとっては顔のワンポイント(チャームポイント)になるもの以外は必要でないのかもしれません。イボやホクロは意外なほど簡単にとりのぞけることが多いものです。取り除くことによってお顔が明るい印象に変わります。M’sのホクロ治療コンセプトで、すっきりとした肌を手に入れてください。
M’sホクロ治療
M’sでのホクロ治療は、基本的には大きさやホクロのできている部位などで方法を変えています。
通常3mm以下のホクロの場合、RF(高周波ラジオ波メス)を用いて行います。
RFの説明
一般的な電気メスは400KHz前後の周波数帯を用いるElectrosurgeryです。一方、4.0MHzの高周波を採用しているRFメスであるサージトロンはRadiosurgeryの領域となり、電波的な性質を強く持つことから電波メスとも呼ばれます。この高い周波数により組織細胞中の水分子へ高密度に作用することで、侵襲を抑えた微細な切開・凝固を可能にします。
ホクロは、ホクロ細胞(医学用語では母斑細胞)が集まってできています。
通常、目で見える表面のものを『ホクロ』と呼んでいますが、下記の図のように(↓)皮フの表面だけではなく、皮フの下(=真皮)深くまで存在するものです。
したがって、ホクロと取るときは①のように表面だけではなく、真皮まであるホクロを全て除去することが重要です。ですが、②のように表面だけで真皮内にホクロ細胞が残った場合には将来的に再発(元の状態)の原因となってしまいますし、一方で、それがないように③のように深くまで除去すると、ホクロは取れたけどキズあとがいつまでも赤い状態が続いたり、凹んだりしてしまいます。
M’sではそのようなことが起こらないよう、これまで多くの症例経験をもとに細心の注意を払い、施術中は手術用拡大鏡(サージテル;下記)を用いて丁寧に行いますのでご安心下さい。
診療の流れ
- 1. カウンセリング
- 医師とのカウンセリングによって取りたいホクロの数や場所を決定し、施術を受ける際の注意点や施術後の経過を説明します。
- 2. 施術
- カウンセリングでご提示した治療内容で施術を行います。
施術時間はおよそ5分~10分です。
- 取った部位には特殊な医療用テープを貼ります。小さなテープで色合いも肌になじむので目立ちにくいです。
その後、必要に応じてアフターケアを行います。
ほくろ症例
高周波ラジオ波治療(いわゆるレーザー治療による電気分解焼灼法)
before
After
主な副作用・・・内出血、傷跡の赤み、色素沈着、傷跡、ケロイド、再発
※症状、肌質により効果に差があります。
*保険適用された場合の治療はすべてメスによる切除法となります。
料金
【自費診療の場合】
ホクロ・いぼ(3mm以下)1個 ¥3,500円
ホクロ・いぼ(3mm以下)5個 ¥15,000円
ホクロ・いぼ(3mm以下)10個 ¥30,000円
別途、お薬代+麻酔代:¥2,000円、初診料:¥2,000円
顔のホクロ5箇所
自費診療(切除法)
鼻〜目元など顔の正中にあるホクロ4箇所と写真では見えませんが右の耳たぶにある1箇所の計5箇所を切除した方です。全て隆起したタイプで3mm以上ある大きさなので切除しました。1週間経過した状態との比較です。傷あとはほぼ目立ちない良い状態です。1週間でこの程度の赤みであれば1ヶ月も経てばほぼわからない状態となるでしょう。抜糸後(施術ご1週間)はお化粧も出来ます。
主な副作用・・・内出血、傷跡の赤み、色素沈着、傷跡、ケロイド、再発
※症状、肌質により効果に差があります。
料金
【自費診療の場合】
1か所の切除料金 ¥33,000円、別途、お薬代+麻酔代:¥2,000円、初診料:¥2,000円