M’sクマ分類:『出クマ』
施術名:脱脂+脂肪注入(ピュアグラフト)
ヘルニアとは?
出クマ=眼窩脂肪の突出です。ヘルニアとも言えます(以前、眼科の先生とお話ししている時にこう表現されて、なるほどと思いました)。ヘルニアとは、通常解剖学的に正常な位置より逸脱している状態を言います。聞き慣れた病気だと、『椎間板ヘルニア』『鼠径ヘルニア(通称:脱腸)』があります。
眼窩脂肪は眼窩内(眼球が収まっているところ)にある脂肪で眼球を守ってくれています。眼窩脂肪は上下つながっており、上瞼が腫れぼったい目の方は上まぶたの脂肪が多い方であり、一方で下まぶたに脂肪が多い方がクマとなる方です。
では、なぜ眼窩脂肪が下まぶたに出てくるのか?=ヘルニアになるのか?
それは様々ですが、一般的には加齢性の変化による現象といえます。年齢を重ねると、顔にたるみが出てくるように重力に従って眼窩脂肪も垂れ下がってくるためです。また一方で、年齢の若い(10代〜)うちから『出クマ』だったり、『出クマ+透けクマ』だったりする方もいます。
これは特に目の大きい方に多く認められます。目=眼球が大きいため、目を収める箱である眼窩が大きい→大きければそれに伴い脂肪が多い、ということになります。
いずれにしろ、出ているものは取らなければなりません。ですから、経結膜的(皮膚を切らない=腫れにくい)に脂肪を適量取ることが必要なのです。
ヒアルロン酸注入が適応かの見極め
*注:ヒアルロン酸などで『出クマ』を修正=カモフラージュすることもできますが、今回の方にそれを適応した場合は非常に浮腫んだ顔になり、また今回のような結果=自然な形態を演出することは不可能です。ヒアルロン酸でクマを治療する場合は、適応(=どういった方が合っているのか?)をしっかり見極めて行う必要があります!
そして、脱脂後に下まぶた〜頬にかけての綺麗なラインを作るためには、脂肪注入が必要なのです。脂肪は本人の脂肪なので自家移植と言って安全です。そして、生着してしまえば、その他の補充材料と違って減ったりすることもありません。
施術1週間の状態です。この方は同時にホクロを3箇所切除しているので、一部創部の赤みがあるかと思います。1ヶ月も経過すると、それも落ち着きますので1ヶ月後はさらに良い状態になると期待できます!
目の下のクマ治療 40代 女性のビフォアアフター
目の下のクマ治療 施術のリスク
だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱、目がゴロゴロする、左右差があると感じる、違和感を感じる、目の上、目の下のくぼみなど
目の下のクマ治療 料金
価格:¥450,000(税別)