先日、ご紹介した先天性眼瞼下垂症の方です。その後の経過と詳しい内容を今回ご紹介します。
“眼瞼下垂症の診断”http://ms-clinic.yokohama/blog/case/3782/にもありますように、先天性であるため重度の下垂症状を認めました。
上を見ても右目は天井を見ることができません。
通常の眼瞼下垂症手術は挙筋前転といって、挙筋腱膜を瞼板に固定するのですがこの方の場合は挙筋(まぶたを挙げる筋肉)自体が完全に萎縮しており、機能しておらず、通常の方法で改善が認められませんでした。したがって、下記のように側頭筋膜という膜を採取して前頭筋に逢着する移植術を行いました。
それによって、このように改善しました↓
1ヶ月の状態です↓
眼瞼下垂症の
手術合併症
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、再発、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、上まぶたの皮膚知覚障害など
眼瞼下垂症の
料金
粉瘤手術にかかる自己負担金
眼瞼下垂症手術(挙筋前転法):片側 約 ¥22,500円
眼瞼下垂症手術(挙筋前転法):両側 約 ¥45,000円