久々に来て頂いて感動しました!
1年ぶりのフォローアップに来ていただきましたー!
30代 男性
お悩み:右手 中指のデキモノ
施術名:腫瘍摘出+植皮術
前回、ホクロでご紹介した『皮弁術』に続き、今回は『植皮術』です。これは形成外科において基本中の基本的な手技で再建術の一つです。失われた組織をどう回復させるか=元の状態に近い形に戻せるかというのが再建外科のコンセプトです。
久々です。1年ぶりに、来て頂いて本当に嬉しいです。最近、忙しかったとのことで本日時間ができたので・・・ということですが、こうしてM’sを思い出して来てくださるということは本当に幸せですね。。。
さて、この方は当初、右手中指に『イボ』があったようです。近くの皮膚科クリニックで液体窒素療法を行われていたようですが、どんどん大きくなって↓この状態になったのでM’sを来院されました。
ちょうど1年前です。。
爪の下=爪母(爪の源になる)の近くにありました。爪母を傷つけないように(傷つけると爪が生えてこない可能性がります。)摘出することは勿論ですが、これだけの皮膚欠損があると縫い縮めることは不可能です。
ですから、同じ右の前腕内側から皮膚を採取して植皮を行いました。
経過です。
1年経過して植皮はほぼ周囲の皮膚と同化しており、機能障害(爪の発育不全や手指運動の障害など)は認めません。また、採取した皮膚の部位の傷はほぼわからない状態です。
本人もすごく喜んで頂けましたー