50代 女性
目元のアンチエイジングです。
施術:上まぶたのたるみ除去
ですが・・・、
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通常の『たるみ』だけで皮膚だけ取れば良いのか?というと、決してそうではなく、、この方の的確な診断が必要です。
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正面から見ると、瞳孔への反射光−上まぶたの縁までの距離=MRD(marginal reflex distance)は正常です。黒目もほぼ見えています。
ですが、
①二重のラインの乱れ
②くぼみ目
③眉毛挙上(眉毛と睫毛の間の距離がある)
これを3つ併せ持つものは?
そう〜、、、
眼瞼下垂です。。。
この方は、おでこ(前頭筋)の筋肉を使って代償(カバーして)しまぶたをあげるようにしていたのです。ですから、おでこの筋肉を使わないように指でブロックし、純粋に眼瞼挙筋のみでどの程度上まぶたが持ち上がるのか?というテストを行うと、MRDは1mm
したがって、軽度〜中度の眼瞼下垂があるということです。
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実際に、施術中確認すると、眼瞼挙筋は眼窩の奥(目の奥)にあり、眼瞼挙筋腱膜は非常に伸ばされた状態でした。
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ですので、眼瞼挙筋の前転を行い固定して、二重のラインを作成するというのが今回必要だったというわけです。単に『アンチエイジング』で伸びきった皮膚だけを単純に切除して縫合するだけだと・・・、
↓このような結果は期待できなかったかと思います。
この方は、眼球が突出気味ですので皮膚の切開ラインや二重の作成ラインなど細かな設定が必要でした。。。
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また、前頭筋に力がくわっていると眉が上がり、おでこにはシワがたくさんありました。
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施術後、シワは消えました。。。
結果に大変ご満足頂いております。