今回ご紹介するのは、フォトフラクショナルという新しい治療です。
フォトフラクショナルとは、フォトフェイシャル+フラクショナルレーザー というハイブリッド治療です。
アンチエイジング目的で行うと、
フォトフェイシャル →しみ、くすみ
フラクショナルレーザー →肌の引き締め、小じわ、毛穴
という効果が得られます。
個人的には非常に気に入っております。。。
ですが、フラクショナルレーザー ・・・
実は以前大変な目にあって、苦い経験があります。その時の写真がこれ↓です。
ある会社のフラクショナルレーザー (ノンアブレーティブタイプ)をデモで行なったのですが、施術痕が残りそこに色素沈着を残してしまいました・・・、(このときは非常に憂鬱でブルーな時間を過ごしました・・・、でも本当にデモで、しかも自分で良かったぁー、と思った時期でもありました。)
前回紹介した、M’sにも導入したフラクショナルレーザー
↓詳しくは、
フラクショナルレーザー XD
これは、以前同じようにデモで使用(私が色素沈着を起こしたレーザーとは異なります。)し、非常に実感が得られたレーザーであったので導入しました。
アメリカのサイノシュアーという会社のものです。
本当に優れもの!、導入して本当に良かったと感じているレーザー です。
このレーザーは、フラクショナルを照射する場合、照射部位である先端が特徴的で、私が苦い経験したようなドット状の照射痕が残らないような作りになっています。
溝になっており、突起した部分が皮膚を押し込むので表皮には損傷を起こさず、レーザーのエネルギーが真皮奥に届きます。
照射エネルギーを上げれば真皮深層までとどくのですが、
↓このように表皮は傷ついておりません。
ですから、皮膚にダメージが少なく真皮の再生を促すことができ、しかも合併症である色素沈着や照射痕などを残す心配がないのです。
それで今回行なった新たねデモは、
フォトフラクショナル=フォトフェイシャルM22 x ICON XD
という組み合わせで行いました。
*患者さんに提供する前には必ず自分でテストをして、機械の安全域を確認して行なっております。
フラクショナルレーザー を行う前は、表面麻酔が必要です。30分程度麻酔薬を塗りODT(=密閉療法)という方法で皮膚全体に麻酔薬が効果的に効くようにします。これを行うことでレーザーの痛みを軽減し安心してレーザーを受けることが可能となります。
↓照射直後の状態です。顔全体が赤くなりますが、施術後すぐに冷やすのでこの赤みは個人差がありますが、すぐに無くなる方もいます。ほぼ全員の方が、遅くても数時間以内に無くなります。
ダウンタイムは1日以内と言っていいかと思います。
*これアンチエイジング目的であって、ニキビ跡治療の場合は例外です。また、後日ニキビ跡治療に関してはご報告いたします。
そして、これが施術3日目の状態です↓。
漢方などの治療で『好転反応』と呼ばれるものがあります。
好転反応とは、その治療効果を表すかのようになんらかの現象が身体に起こることを言います。
別名、『ダウンタイム』というのものです。今回このような反応が出ました。私の場合は慣れているので許容はできますが、多くの皆様が驚くので『ダウンタイム』は無いには越したことはありません。
それでは施術前後の比較を提示します。
シミだらけですね〜
*10年以上のサーフィンと、ベストボディのためにタンニング(日焼け)をした結果、このようにシミは蓄積されていきます。
↓ 結果です。
シミが消えただけではなく、肌のキメが整い皮膚にハリとツヤ感が出ています。
また、XDのおかげで↓
毛穴がこんなにも小さくなります。
正直言って肌の状態はベストと言ってもいいくらいの現在です。
さて、今回はフォトフラクショナルというフォトフェイシャル とフラクショナルレーザー をハイブリッドさせて治療をご紹介しました。2種類の施術を組み合わせ、真皮→表皮と二つの層を治療したことになります。一台で一度の照射で全ての層を治療できたら・・・と想像することもあるのですが、残念ながら現在まだそのような治療器は存在しません。
しかしながら、機種を組み合わすことで今回のような結果が得られることができます。
フォトフラクショナル、本当に良い治療です。。。
ちなみに、ICONという↓下のレーザーは、フォトフェイシャル M22と同じIPL(光治療器)を搭載しているものです。光治療器はICON MaxGと言います。MaxGも非常に優れておりフォトフェイシャルM22と同等のスペック(機能)を持った治療器なので次回は、XDとMaxGで行いたいと思います!
施術のリスク:ほてり、赤み、シミの悪化、乾燥など
価格:フォトフェイシャルM22トライアル 初回(両頬のみ) ¥10,000(税別)