この施術に関して
くぼみ目、二重の乱れなどを認めた片側の眼瞼下垂症です。
奥二重の方です。ダウンタイムが取れない、左右差がないように眼瞼下垂症状を修正したいというこのようなケースでは切らない眼瞼下垂症手術である通糸法は非常に適しています。
結果的にほぼ左右差のない状態に仕上がりました。
極細の特殊な針と糸のみを使用してまぶたの裏側から眼瞼下垂症手術を行います。緩んだミューラー筋をタッキングという方法で瞼板(けんばん)に固定を行います。
術後の経過
治療前
手術直後(目を開いた状態)
手術直後(目を閉じた状態)
施術カテゴリー
施術の説明:
埋没法:特殊な糸と針でまぶたの裏側から行う眼瞼下垂症手術
施術のリスク:
出血、感染、左右差、目の中のゴロゴロ感、頭痛、吐き気、再発など
施術費用:片目(埋没法) ¥200,000(税別)
料金表はこちらよくあるご質問
二重の幅を変えることは 可能ですか?
皮膚の調整が必要な場合では、通糸法だけでは二重の幅を変化せることはできません。
皮膚の調整が不要な場合は可能な場合があります。
埋没式と切開式では どう違うのですか?
両方ともまぶたの裏側のみで行うため術後の腫れ・出血などのダウンタイムがほとんど起こりません。
埋没式は、切らないで糸のみの操作で筋肉のゆるみを改善します。経結膜切開法では、小切開を行いしっかりと固定を行います。
埋没式では糸のみで操作しているため、経結膜切開法に比べてはずれる可能性があります。
リスクが高い(症状が強い)場合には術前に切開法をお勧めしています。
そのような場合には術前のカウンセリングにてお話しています。
切らない眼瞼下垂症手術は、従来の切開法に比べて腫れなどのダウンタイムが少ない手術法です。
①埋没法(別名:通糸法)
②切開法
の2種類があります。
今回ご紹介するのは埋没法(別名:通糸法)に関してです。
*切らない眼瞼下垂(切開法)に関しては、↓
切らない眼瞼下垂(切開法)
切らない眼瞼下垂症手術:埋没法は、特殊な針と糸のみで行う切らない眼瞼下垂症手術です。まぶたの裏側から行います。当然ながら、従来のまぶたの表側より行う切開法に比べて腫れませんが、切らない眼瞼下垂症手術のもう一つの方法である②切開法に比べても腫れにくく、ダウンタイムが短くすむ眼瞼下垂症手術です。
眼瞼下垂は、眼瞼挙筋腱膜が外れたり、緩んだりすることで起こる症状です。
眼瞼下垂手術は、その緩んだ眼瞼挙筋をまぶたの先端にある瞼板に引き寄せて固定することが最も重要なポイントです。
切らない眼瞼下垂症手術、①埋没法と②切開法の比較について
ダウンタイム
ダウンタイムに関しては、切らない眼瞼下垂小手術は一般的に従来の方法である切開法に比べて明らかに腫れが少ない手術となります。
①埋没法は、極細の針と糸のみで行うので簡便な方法ですので、さらに腫れにくい手術法です。したがって、ダウンタイムはほとんどありません。
固定力・調整力
眼瞼下垂症手術で最も大事なことは挙筋機能を回復させ、それを持続させることです。
切らない眼瞼下垂①埋没法では針と糸のみの簡便な術式です。対象となるのは眼瞼下垂症重症度分類の軽〜中等度のものとなります。
重度のものでは針と糸のみでは限界があります。また、黒目のバランスや左右差などの微妙な調整が必要なケースの場合にも限界があります。
二重の設定
切らない眼瞼下垂症手術において、まぶたの裏側のみから調整を行うのでまぶたの表側にある皮膚を調整することはできません。皮膚あまりのあるまぶたの場合は、別に表から皮膚を調整する必要があります。
したがって、埋没法であれ切開法であれ切らない眼瞼下垂症手術は、皮膚を調整する必要がる二重幅のケースでは適してはいません。
一方で、皮膚の調整がいらない二重を設定するのであれば、切らない眼瞼下垂症手術の中で通糸法のみが可能となります。
ただし、通常の二重の埋没法と同様で、術前のシミュレーションで二重幅が演出できないような眼窩脂肪やROOFの多い分厚いまぶたの場合は通糸法でも二重を作ることが難しい場合があります。