今回ご紹介する内容は、『二重幅の調整』に関することです。
そもそも、二重とは下図のように上から垂れてきた皮フがある高さで折れかえって形作るものです。
以前からご説明しているようにまつ毛の上にできる二重幅は<3mm以下が良いです。それ以上で黒目とバランスにもよりますが、アジア人には不向きであるとされています。
二重を形成する際、二重の固定位置→別名:重瞼線(じゅうけんせん)と言いますが、
重瞼線を設定する必要があります。
そして、そこを固定元として覆いかぶさる皮膚の量だったり、見えている黒目の幅だったり、眉毛の位置だったりと、それら変数となるものを調整しながらバランス良い二重幅が完成するのです。
また、左右差がないように努めてバランスを整える必要があるのです。
例えば、
①のように見かけの二重幅が2mmだとします。
そして、3mm幅に変更したいとします。
②と③はその変更する2通りの方法です。
②では①に比べて重瞼線をあげて設定することで皮膚を切除することなく3mm幅に調整し、
一方で、③は①と同じ重瞼線でそこに被ってくる皮膚を切除して3mm幅に調整します。
これは、希望される方の目の状態(先ほども出たように)
①元来の二重幅
②眉毛の位置
③黒目の幅
④皮膚の多さ
そして、
⑤希望する二重の幅
などによって変わってくるので、画一的な方法ないので個々人によって違います。
ですから、二重形成は全てオートクチュールなのです。
高齢の方で二重幅を調整する際は、加齢による皮膚の多さと、多かれ少なかれ眼瞼下垂症状があるので下垂症状が改善されて、どの程度目の開きが出るのか?、眉毛の位置がどの程度下降するのか?などを想定しながら施術に臨む必要があります。
見かけの二重幅は2mmです。
非常に結果に満足されております。