皮膚ガンの中でもっともよく遭遇する基底細胞癌ですが、白人に発生することが多い皮膚ガンで、紫外線の強いオーストラリアでの罹患率は極めて高いようです。
以前、亀田総合病院にいた時に知り合ったオーストラリア人の医学生も若いのに鼻に基底細胞癌ができて手術をしたと聞いたことがあるし、皆さんもご存知のオーストラリア人出身の有名なハリウッドスターであるヒュー・ジャックマンさんも同じ基底細胞癌で手術をしたことがあります。
紫外線暴露と基底細胞癌の因果関係はあるようですが、日本人における紫外線との関連性はまだ明確にははっきりと解明されていないようですが、多かれ少なかれあるように思えます。
そして、
基底細胞癌に対しての治療第1選択は手術による切除です!
今回ご紹介する方は、50代 男性 鎖骨の上にできた皮膚のデキモノで数年前に発症して過去にいくつかの他院皮膚科さんで湿疹・びらんだということで外用:軟膏処置をされていたようです。いつになっても治らないということでエムズに来院されました。
切除した結果、病理検査では基底細胞癌、低リスク型、切除断端は陰性でがん細胞は全て取りきれていました。
皮膚・皮下腫瘍摘出術の手術合併症
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、再発など
皮膚・皮下腫瘍摘出術の料金
粉瘤手術にかかる自己負担金
露出部 ¥5,000〜¥14,000円
非露出部 ¥4,000〜¥13,000円
*露出部とは、半袖半ズボンの衣服を着用して衣服で肌が覆われない部位、例えば顔や首、前腕や膝下などの部位を言います。一方で、非露出部はその反対で衣服で覆われている部位を示します。
*費用の幅は、部位や大きさによって変わります。