Before/施術前
After/施術後(術後1ヶ月)
Before/施術前
After/施術後(術後3ヶ月)
Before/施術前
After/施術後
Before/施術前
After/施術後
After/施術後(術後3ヶ月)
After/施術後(術後3ヶ月)

この施術に関して
40代の女性でした。先天性眼瞼下垂症であることは幼少期から分かっていたそうです。ご本人曰く、「治療をするチャンスもなかったわけではないのですが・・・、この年齢になってしまいました。」との事でした。眼瞼下垂症では挙筋群の前転固定を行うのですが、先天性では不十分のため筋膜移植を行います。「ずっとコンプレックだったのですが、今回一大決心をしてやって本当に良かったです!!」と感想を頂きました。黒目の大きさはほぼ同じくらいです。二重幅は術後まだ間もないので(1ヶ月)腫れもあり左右差を認めます。今後の経過次第で左右差がなくなることに期待はしますが、先手性の場合では内部構造が正常とは違います。その内部構造が違っているため多少左右差が生じます。術前に比較して左右差は解消されており、ご本人は大変満足して頂いております。
術前・正面をご覧になればお分かりかと思いますが、右だけおデコのシワがたくさんあるのがお分かりかと思います。代償といって目の力では瞼をあげることできないため、おデコ=前頭筋の力を使ってあげています。通常、眼瞼下垂症の治療では挙筋群の前転固定を行いますが、先天性ではそれだけでは不十分のため側頭筋膜移植を行います。
術後の経過
術中:デザイン
眉毛の上に2箇所と睫毛上切開で行います。
術中所見①
術前から挙筋群が萎縮していることは予想がついていましたが、実際には挙筋群は繊維化を起こしており全く機能をしていませんでした。
術中所見②
側頭筋膜移植を行う際には耳の上を約5cm程度切開を行います。
術中所見③
側頭筋膜を採取します。
術中所見④
筋膜を採取しました。
術中所見⑤
眉毛上を2箇所切開した部位から採取した筋膜を通して瞼板に固定を行います。
術直後 目を開いた状態
黒目の大きさが大きくなりました。
術直後 目を閉じた状態
目を閉じることができます。
術後3ヶ月
眉毛の上の切開線はほぼは分かりません。
術後の経過
術後1日目
術後1日目は最も腫れます。
術後7日目
側頭筋膜移植を行うと腫れは通常の術式よりも腫れが継続します。



筆者のご紹介
形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘
資格
所属学会