二重埋没後の眼瞼下垂症、治療のポイント!は癒着解除~ | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT施術事例

二重埋没後の眼瞼下垂症、治療のポイント!は癒着解除~

40代/女性 

2019/02/24

今回ご紹介する方は、

20年前に二重埋没法を行ったことがある方の『目の開きが悪い』というお悩みでした。

 

当院の二重埋没法に関する詳しくは↓

M’sの二重埋没法

 

数年前から症状が悪化して

  • 目が重い
  • 頭痛・肩こりがする
  • 夕方になると増悪する

などの症状が認められました。

 

↓施術前後の比較をご覧下さい。

Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前 ▶ After/施術後

この施術に関して

この施術に関して

眼瞼下垂症手術では様々なことが原因となっていますが、今回ご紹介したように癒着が原因となっていることが多くの症例で認められます。まぶたを開くときの障害になる抵抗がこの癒着です。この癒着を丁寧に解除して元の状態に戻すことが眼瞼下垂症手術や二重修正術の難しいところであり、手術工程の重要なポイントとなります。

施術内容を下記に示します。

皮膚を切開すると上記左側のように全体的に癒着を認めました。癒着を丁寧に剥離していくと、上記右上のように束状物を認めました。これは眼窩隔膜を切開して眼窩脂肪を上に持ち上げたところです。点線で示したところが、束状物です。右下の写真で矢印(黄色ブロック)がそれぞれ上下に引っ張っても、矢印(青線)を示すように束状物が抵抗成分となって挙筋腱膜が動かない状態です。

束状物はバンドを形成して挙筋腱膜の可動性を不良にしていました。これを解除すると上図右のように挙筋腱膜がスムースに動くようになりました。

術後の経過

術後1週間

癒着を解除した症例の術後の浮腫は、通常よりも多く認められます。

術後1ヶ月

1ヶ月経過しましたが、軽度むくみがあります。

術後2ヶ月(上を見た時)

術後2ヶ月後、上を見ても抵抗を感じないということです。治療前は「何かひっかたったような感じがして」自然に上を見ることができなかったそうです。

術後2ヶ月(正面)

浮腫はほぼなくなりました。

術後2ヶ月(目を閉じた時)

傷跡はほぼ目だ立ちません。

術後2ヶ月(下を見た時)

下を見ても二重の線が食い込んでいないので自然なまぶたの形態です。

施術カテゴリー

施術内容
詳しい施術内容

施術の説明:
上まぶたを切開して癒着を解除し、挙筋前転を行なった後二重を形成します。

施術のリスク:
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、再発、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、上まぶたの皮膚知覚障害、目の中のゴロゴロ感、頭痛、吐き気、再発など

施術費用:両目  ¥250,000~¥500,000(税別)

関連する基礎知識

筆者のご紹介

横浜市鶴見のエムズクリニック院長三沢 尚弘

形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘

資格

  • 日本形成外科学会形成外科専門医
  • 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 米国医師国家試験合格
  • 日本医師会スポーツ認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • AHA BLS/ACLS Provider
  • AAP NRP Provider

所属学会

  • 日本形成外科学会正会員
  • 日本皮膚科学会正会員
  • 日本美容外科学会正会員
  • 日本救急医学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本美容医療協会
  • 日本臨床毛髪学会
  • 見た目のアンチエイジング研究会

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