重度の片側性眼瞼下垂症手術:挙筋群(挙筋腱膜+Muller筋一体)として前転固定 | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT施術事例

重度の片側性眼瞼下垂症手術:挙筋群(挙筋腱膜+Muller筋一体)として前転固定

40代/女性 

2020/04/18

重度の片側性眼瞼下垂に関して紹介します。

コンタクレンズユーザー 合計 28年間です。

ハードコンタクレンズ 6年

ソフトコンタクレンズ 22年

Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前 ▶ After/施術後

この施術に関して

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片側性(左側)の眼瞼下垂です。眼瞼下垂は通常多いのは挙筋腱膜の伸展、隔膜内の癒着、稀に断裂などが原因です。そういった状態を継続することで眼瞼挙筋機能が低下していき今回のケースのように脂肪変性を起こすことがあります。脂肪変性している挙筋は機能があまり期待できません。挙筋の延長上にある挙筋腱膜のみを前転しても期待はあまりできないので挙筋群(挙筋腱膜+Muller筋一体)として前転します。

*後日、右目の二重が浅いので自費診療で二重形成を行いました。この時点(After)ではまだ行っておりません。

 

重度の眼瞼下垂↓

眼瞼挙筋が脂肪変性をしてます。

*筋肉は長期間使われないと筋肉内に脂肪が蓄積して脂肪変性という状態になります。簡単に言えば筋肉が脂肪に変わってしまうということです。

筋肉自体が機能をしいません。ですから腱膜だけ前転しても効果が期待できません。

 

こういったケースでは挙筋群(挙筋腱膜+Muller筋一体)として前転固定を行います。

術後の経過

治療前 

デザイン

切開線のみで行います。余剰皮膚切除や筋肉切除は行いません。

術中所見①

眼瞼挙筋の脂肪変性を認めます。

術中所見②

挙筋群として前転固定をして1か所固定したところです。これで問題がなければ固定数を追加します。

手術直後

術直後の状態です。

術後3日目

3日目あたりから腫れは引き始めます。

術後1ヶ月目

左の二重のラインがはっきりとしています。

術後2か月(目を閉じたとき)

二重のラインはしわのようになり2か月くらいから分からなくなぅっていきます。

施術カテゴリー

詳しい施術内容

施術の説明:
眼瞼下垂手術:皮膚切開を行い挙筋前転法を行います。

施術のリスク:
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、再発、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、上まぶたの皮膚知覚障害など

施術費用:3割自己負担で約22500円です。

関連する基礎知識

筆者のご紹介

横浜市鶴見のエムズクリニック院長三沢 尚弘

形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘

資格

  • 日本形成外科学会形成外科専門医
  • 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 米国医師国家試験合格
  • 日本医師会スポーツ認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • AHA BLS/ACLS Provider
  • AAP NRP Provider

所属学会

  • 日本形成外科学会正会員
  • 日本皮膚科学会正会員
  • 日本美容外科学会正会員
  • 日本救急医学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本美容医療協会
  • 日本臨床毛髪学会
  • 見た目のアンチエイジング研究会

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