Before/施術前(正面)
After/施術後(正面)
Before/施術前(右斜め45度)
After/施術後(右斜め45度)
Before/施術前(左斜め45度)
After/施術後(左斜め45度)
この施術に関して
2年間をかけて乳房再建(乳房、乳頭、乳輪)を行った方です。乳輪部の治療を先に行います。医療用アートメイクを行います。そして、対側(健常側:左側)から乳頭の一部を移植します。そして、その後医療アートメイクを2回行うことで乳輪の大きさを調整します。やや、右(患側)の乳房下溝が高いので低くすることで対称性が可能となります。この場合は再度脂肪注入をすることで良いと思われます。
術後の経過
治療前
2段階にわたる治療で乳房;胸の膨らみを形成しました。
治療前(デザイン)
乳輪・乳頭の位置を形成します。乳房下溝(乳房の下の部分)が若干右の方が高いので、それよりも上にデザインすると右がやや上になります。
乳輪形成:メディカルタトゥー後
乳頭形成前にメディカルタトゥー(医療アートメイク)で乳輪部を形成します。
乳頭再建術前
乳頭再建を行います。
乳頭再建術 術中所見①
対側より乳頭の一部を移植片として採取します。
乳頭再建術 術中所見②
乳頭を円錐状に切ると乳管が引っ張り出されます。
乳頭再建術 術中所見③
乳頭を移植した直後です。
乳頭再建術 術中所見④
移植乳頭をタイオーバー固定行います。固定期間は1週間です。
術後1週間
タイオーバー固定を外した状態です。移植乳頭は生着しました。
術後1ヶ月
移植乳頭に血流が再開すると乳頭の色が元の乳頭の色に戻っていきます。
2回目の医療アートメイク
2回目の医療アートメイク:乳輪部には術後1ヶ月後に行いました。
医療アートメイク2回目施術後
最初は色が濃い状態ですが、徐々に色は退色していきます。
対側の乳頭
対側(左側)の乳頭の状態です。形や大きさに変形はありません。
今回、ご紹介するのは乳がんによる乳腺全摘術後の方の最終治療である乳輪・乳頭形成術です。