この施術に関して
経結膜的眼窩脂肪移動術(通称:裏ハムラ法)の適応は、30〜40代で目の下の『膨らみ』の場合です。皮膚のタルミが多い方や、tear trough deformity(凹み)が多い方では、余剰皮膚切除や脂肪注入などの補助的治療法が必要となります。経結膜的眼窩脂肪移動術(通称:裏ハムラ法)では、目の下のクマ治療:脱脂+脂肪注入よりも骨膜の上の剥離を行うため内出血などの合併症が多く、ダウンタイムが長くなります。今回の方では、雀斑やシミが多く認められた方なので、術後1ヶ月を過ぎてからM’s美肌治療(ピーリング+フォトフェイシャル)を行っています。
経結膜的眼窩脂肪移動術(裏ハムラ法)について詳しくは、
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裏ハムラ法の施術の流れ
今回も同様にデザインから説明します。
デザインします。黒でマーキングを行ったところが眼窩脂肪を移動する場所です。
骨膜上を剥離します。
真ん中、外側までポケットを形成します。
内側も同様にポケットを形成します。
眼窩脂肪弁を作成して移動します。
術後の経過
治療前
手術直後
術後7日目
術後30日目(術後1ヶ月)
術後60日目(術後2か月)
術後90日目(術後3か月)
施術カテゴリー
施術の説明:
経結膜的眼窩脂肪移動術(通称:裏ハムラ法):経結膜的にハムラ法にて眼窩脂肪を移動します。
施術のリスク:
だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱・咳・冷や汗・胸痛・アナフィラキシーショック・呼吸困難・糸が露出する・仕上がりに左右差があると感じる・施術箇所の知覚の麻痺・鈍さ、しびれ・傷跡のもり上がり・凹み・色素沈着・皮膚の表面が凸凹になるなど
施術費用:経結膜的眼窩脂肪移動術 ¥500,000(税別)
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筆者のご紹介
形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘
資格
所属学会