頬のこけ:ロンバーグ症候群(顔面片側萎縮症)に脂肪注入治療(ピュアグラフト)で解決! | 横浜市鶴見の形成・美容外科 エムズクリニック

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CASE REPORT施術事例

頬のこけ:ロンバーグ症候群(顔面片側萎縮症)に脂肪注入治療(ピュアグラフト)で解決!

40代/男性 

2020/09/28

ロンバーグ病(顔面片側萎縮症)は、Parry-Romberg syndromeといいます。

緩徐に進行し主に左側の顔面萎縮(皮膚、皮下組織、脂肪組織、ときに筋肉・骨格も含む)を来す疾患です。

通常は男性よりも女性に多く発症する病気です。

萎縮した部位には皮膚色素沈着(肌が黒ずむ)が発生したり、神経学的疾患である痙攣が三叉神経領域の顔面の痛みなども合併します。

 

今回紹介するケースは、左顔面の凹みが緩徐に発症してきたロンバーグ症候群です。

左顔面の脂肪組織が萎縮して凹んでいます。そして、その部位に一致して色素沈着を認めます。

Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前(フラッシュあり) ▶ After/施術後(フラッシュあり)
Before/施術前 ▶ After/施術後
Before/施術前 ▶ After/施術後

この施術に関して

この施術に関して

ロンバーグ症候群は原因不明です。顔面の萎縮をきたす病気です。とくに脂肪層が萎縮します。したがって、脂肪移植=遊離脂肪移植が有効です。脂肪移植をした脂肪をPureGraft(ピュアグラフト)で精製して丁寧に細かく、様々な層に注入します。脂肪は移植術です。移植技術は、移植片(脂肪)の採取〜精製工程〜注入技術など総合的な技術力によって左右する施術です。丁寧に生きた脂肪細胞を移動するには確かな技術を必要とします。

今回は脂肪移植を行いましたが、ロンバーグの特徴である色素沈着には脂肪移植では改善しません。したがって、現在レーザートーニング治療を行っています。2〜4週間に1度のペースで行うことで色素沈着は徐々に薄くなってきました。

局所麻酔で行いました。

今回の脂肪採取は大腿部後面からです。

マニュアルといって、手動の低圧脂肪吸引管で脂肪を愛護的に優しく採取します。

50cc採取しました。

耳前の1箇所から注入口を作成して細かく脂肪注入を行います。

 

↓術前後の比較です。

術後の経過

治療前

頬が凹んでいるのがわかります。

術中所見

等高線を引いて注入するエリアを決めます。

術直後の状態

術直後の状態では、施術の影響で腫れているのもありますが、移植した脂肪が減ることを想定して多めに注入します。50cc全て注入しました。

術後1ヶ月

ロンバーグ症候群では頬の凹みだけではなく、皮膚の色素沈着症も特徴的です。凹みは無くなりましたが、色素沈着が残っています。

術後3ヶ月

色素沈着に対してレーザートーニングを行っています。
詳しい施術内容

施術の説明:
脂肪注入(ピュアグラフト)

施術のリスク:
出血、感染、皮膚の知覚障害、だるさ・熱感・頭痛・蕁麻疹・痒み・むくみ・発熱、左右差があると感じる、違和感を感じる、皮膚の凹凸など

施術費用:¥300,000(税別):脂肪採取込み

料金表はこちら

施術の説明:
レーザートーニング

施術のリスク:
施術後の赤み、肝斑の悪化、白斑症など

施術費用:¥15,000~(税別)

料金表はこちら

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筆者のご紹介

横浜市鶴見のエムズクリニック院長三沢 尚弘

形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘

資格

  • 日本形成外科学会形成外科専門医
  • 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
  • 日本救急医学会救急科専門医
  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 米国医師国家試験合格
  • 日本医師会スポーツ認定医
  • 厚生労働省認定臨床研修指導医
  • AHA BLS/ACLS Provider
  • AAP NRP Provider

所属学会

  • 日本形成外科学会正会員
  • 日本皮膚科学会正会員
  • 日本美容外科学会正会員
  • 日本救急医学会
  • 日本抗加齢医学会
  • 日本美容医療協会
  • 日本臨床毛髪学会
  • 見た目のアンチエイジング研究会

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