基礎知識コラム
乳頭縮小の手術を希望されるのは女性が大半をしめ、特に出産や赤ちゃんへの授乳後に乳頭が伸びている状態で悩んでおられる方が多いです。
陥没乳頭でお悩みの女性であれば、乳頭縮小の手術も同時に行うことができます。
また、男性でも乳頭肥大の症状が出て乳首が大きくなってしまった方や、乳首が大きいというコンプレックスにより、乳頭を小さくしたいとご希望される方もおられます。
今回はそのような方へ向けて、乳頭縮小の手術について、当院の施術事例も交えて解説します。
乳頭が大きい原因としては、特に原因がなく遺伝的なもの、体質によるものでもとから大きい、出産・授乳後に乳頭が肥大したり下垂したりするという場合があります。
また、加齢による変化、女性ホルモンの減少、アトピーや接触性皮膚炎など慢性的な炎症により起こることもあります。
特に女性の乳首は、授乳や出産に向けた女性ホルモンの増加で大きくなったり、第二次性徴の際に乳房よりも乳首が先に発達したりして、乳頭の長さや直径が2cm以上に伸びて、下向きに垂れた状態の乳首になることがあります。
乳首が大きい/乳頭肥大のデメリットとしては、『裸になった時に恥ずかしい』といったほとんどが見た目の問題です。未婚の方であれば、全くの都市伝説なのですが、性経験が豊富といったあらぬ誤解を受けることがあります。
乳頭の大きさが1〜1.5cm、高さ7〜10mmに対して、乳頭の中心から乳輪外側までの距離が等しい大きさが理想です。
また、形のみでなく、色・厶ラなどもなく、乳輪・乳頭の色に関しては肌色〜ピンク色で、乳輪・乳頭ともに等色でムラがなく、均一なバストであることが理想的です。
乳首のサイズについては、個人差がありますが、乳首の平均的なサイズは、高さ9mm、直径10mmくらいが良いといわれています。
乳頭縮小手術は、乳頭(乳首)を小さくして、形を整える手術です。
乳頭を縮小するだけではなく、形も整えられるので、症状・状態に合わせて、ご希望と理想に沿ったバランスのとれたバストにすることが可能です。
乳頭縮小術は、乳頭の目立たない所を切開しますが、乳頭自体が元々シワなどが多く傷が目立ちにくい部位のため、切開の傷はほとんどわかりません。
乳頭を縮小する手術後のメリットは以下の通りです。
手術については、乳頭の直径を小さくする、高さを低くする、直径を小さくしてかつ高さを低くする、といった3つの方法があります。
乳頭(乳首)の状態と、ご希望に合わせてベストな方法を選択できます。どの方法でも乳腺や乳管は温存して手術をするので、術後の授乳に影響することはありません。
左右両側の陥没乳頭形成と同時に、左乳頭縮小術を行った事例です。陥没乳頭手術に関しては小切開法で行い、乳頭縮小に関しては『直径を小さくする』方法で行いました。
左の乳頭は右と同様に陥没しており、左右差があり右よりも左の乳頭・乳輪が大きいケースでした。
術後1週間の状態ですが、ダウンタイムは殆どなく、傷跡もわかりません。
ほぼ左右差はなく、形状も正円形で理想の形状になりました。
詳しくは、以下の事例のページをご覧ください。
乳がんによる乳腺全摘術後の方の最終治療である乳輪・乳頭形成術を行いました。
2年間かけて乳房再建(乳房、乳頭、乳輪)を行ったのですが、まず、乳輪部の治療を先に行い、その後、医療用アートメイクを行いました。
そして、対側(健常側:左側)から乳頭の一部を移植し、その後、医療アートメイクを2回行うことで、乳輪の大きさを調整しました。
やや、右(患側)の乳房下溝が高いので、低くすることで対称性が可能となります。
乳輪部は医療用アートメイクを術前後の2回行い、乳頭は対側(健常側)の乳頭を移植しました。
上記のビフォアーアフターのように、乳頭のサイズ調整だけでなく、乳房再建も可能です。
詳しくは、以下の事例のページをご覧ください。
乳頭縮小については保険適用はできず、自費診療となります。陥没乳頭であれば、症状によっては保険適用できる場合があります。カウンセリングにてご相談ください。
はい、男性で乳頭肥大の症状でお困りの方や乳首を小さくしたいという乳頭縮小のご希望の方も施術可能です。乳頭縮小のお悩みを解決する手術は8割ほどが女性ですが、男性でもお悩みの方がおられるので同様の手術が可能です。
形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院
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