
「私の目の下にあるのは“クマ”?それとも“涙袋”?」「若い頃は涙袋があったのに、今はただたるんで見える…」そんなお悩みを抱えていませんか?
30代・40代・50代と年齢を重ねるにつれて、目元の印象は大きく変化します。特に目の下は、加齢や疲労によって影ができやすく、「老けて見える」「疲れて見える」原因になります。一方、涙袋は若々しく可愛らしい印象を与える部位。だからこそ、「クマと涙袋の違いがわからない」という声はとても多いのです。
今回の記事では、クマと涙袋の明確な違いをわかりやすく解説し、見分けるポイントや涙袋をキレイに見せるための対策、さらには涙袋を引き立てる最新のクマ取り治療「裏ハムラ法」まで詳しくご紹介します。
目の下のクマを改善することで、自然で立体感のある理想的な涙袋が際立ち、若々しく魅力的な目元が蘇ります。
クマか涙袋かわからない?目の下の涙袋とクマの違い
目の下に何か影やふくらみがあると、「これって涙袋?」と考える方は少なくありません。しかし、涙袋とクマは構造的にも印象的にもまったく異なるものです。

涙袋とは?
目の下のまつげのすぐ下にできるぷっくりとした自然なふくらみで、医学的には眼輪筋が発達して現れる筋肉のボリュームです。笑ったときに目立ちやすく、柔らかく丸みのある形状が理想とされます。
涙袋には以下のような印象効果があります。
- 優しい・愛嬌がある表情に見える
- 目元に立体感が生まれ、目が大きく見える
- 若々しい印象を与える
モデルやアイドルに多く見られる「愛され顔」の特徴でもあり、美容面でも非常に重視されるパーツです。

クマとは?
一方、クマは目の下にできる「影」「色の変化」「たるみ」などを総称したものです。医学的には、血行不良・色素沈着・脂肪の突出・皮膚のたるみなど、さまざまな原因が複合的に関係して生じます。
主な種類は次の3つです。
- 青クマ:睡眠不足や疲労による血行不良が原因で、目の下の皮膚が青黒く見える状態。
- 茶クマ:紫外線やこすり過ぎなどによる色素沈着。くすみが定着してしまうタイプ。
- 黒クマ:加齢による脂肪の突出や皮膚のたるみによって生じる影。もっとも見た目年齢に影響を与える。
30〜60代の女性で最も多く見られるのは黒クマで、「凹み」「ふくらみ」「影」のいずれか、または複数が組み合わさっています。
目の下のクマの種類がわからない場合の見分け方と画像でタイプ診断
涙袋と目袋の違い

「涙袋」と「目袋」も混同されやすい言葉ですが、実は全く異なる構造です。
- 涙袋:眼輪筋が発達した、まつげのすぐ下の柔らかい膨らみ。笑顔で目立つ。
- 目袋(目の下の脂肪):加齢や眼窩脂肪の突出によってできる目の下のふくらみ。たるみの一種。

涙袋が若々しさの象徴とされるのに対し、目袋は老化のサインと見なされる傾向があります。両者は見た目の印象を大きく左右するため、区別して理解することが大切です。
涙袋とクマの見分け方

自分の目の下にあるのが涙袋かクマかわからない場合、次のポイントをチェックしてみてください。
見た目の位置で判断
- 涙袋:まつげのすぐ下にあり、横幅のあるやわらかなふくらみ。
- クマ:涙袋より下に位置し、色の変化(青・茶・黒)や影を伴うことが多い。
表情変化で判断
- 涙袋:笑うと強調され、目立ちやすくなる。
- クマ:表情に関係なく常に見える。笑っても変化がないか、かえって目立つ。
光の当たり方で判断
- クマの場合、顔の角度や光の当たり方で影が変わって見えることが多い。
- 涙袋は顔の角度に関係なく立体的にふくらんでいる。
鏡でよく観察したり、笑顔をつくったりすると、涙袋とクマの違いが見えやすくなります。特に、笑ったときに目立たなくなる影やたるみは「クマ」、逆に笑顔で強調されるふくらみは「涙袋」です。
涙袋があることのメリット

涙袋はただの見た目の変化ではありません。以下のように、顔の印象を決定づける重要な要素でもあります。
- 1. 表情がやわらかく見える
涙袋があることで、目元がふんわりと丸く見えるため、笑顔が優しく見えます。女性らしい柔らかさ・親しみやすさを演出できます。
- 2. 若々しく見える
加齢とともに涙袋は筋肉が衰えて薄くなっていきます。反対に、涙袋がしっかりあると若く健康的な印象を与えます。
- 3. メイクが映える
涙袋があることで、アイメイクや涙袋メイクが映えるようになり、立体感のある目元が演出できます。
- 4. コンプレックス解消につながる
「目が小さい」「顔が地味」と感じていた方でも、涙袋があるだけで華やかで印象的な目元になり、自信につながることもあります。
涙袋を形成・目立たせる方法
涙袋をつくる・目立たせる方法には以下のようなものがあります。
1. メイクによる演出

影・ハイライト・パール入りのシャドウなどを使い、涙袋を“描く”方法です。簡単で手軽ですが、化粧を落とすと元に戻ります。
2. ヒアルロン酸注入

医療機関でヒアルロン酸を涙袋部分に注入し、ふくらみをつくる方法です。
- 即効性あり
- ダウンタイム少ない
- 施術時間が短い(15〜30分)
ただし、過度な注入や位置のミスで「不自然な仕上がり」になる可能性もあるため、実績のある医師に相談することが大切です。
3. クマ取り治療(裏ハムラ法)で本来の涙袋を活かす

目袋が大きくて涙袋が目立たない方には、「クマを改善することで涙袋を浮き上がらせる」というアプローチが有効です。その代表的な方法が「裏ハムラ法」です。
理想の涙袋をつくるクマ取り治療 裏ハムラ法

裏ハムラ法とは?
裏ハムラ法は、下まぶたの裏側からアプローチして、目の下に突出した脂肪(眼窩脂肪)をバランスよく“再配置”する治療法です。皮膚を切らないため傷跡が表に残らず、腫れや内出血も最小限に抑えられます。
どんな人に向いている?
- 目袋が大きく、涙袋が埋もれてしまっている人
- クマ・たるみ・凹みが混在している人
- 年齢とともに目元が疲れて見えるようになった人
- 自然な仕上がりを求めている人
裏ハムラ法の特徴

特徴 |
内容 |
アプローチ |
下まぶたの裏側(結膜)から |
手術内容 |
脂肪を取らず、凹みに移動させてなめらかに整える |
傷跡 |
表に出ない |
仕上がり |
凹凸がなく、自然で若々しい |
ダウンタイム |
数日〜1週間程度(個人差あり) |
目の下の凹凸がなだらかになり、影が消えることで、本来の涙袋が浮き立ち、目元がぐっと若々しく明るい印象になります。
施術事例【30代/女性 目の下の涙袋が消えていたが裏ハムラ法の膨らみ改善で涙袋が出現】

目の下の眼窩脂肪が前方に押し出されると、本来ふっくらとした印象を与える涙袋のふくらみが隠れてしまい、結果として涙袋が目立たなくなることがあります。今回の患者様は30代女性で、加齢変化は比較的軽度でしたが、『ハの字変形』と『涙袋の消失』が認められました。


こうした変化の主な原因は眼窩脂肪の突出です。この脂肪を取り除くことで見た目の改善は見込めますが、従来の脱脂術では、脂肪を除去するだけでリテイニングリガメント(支持靭帯)にはアプローチしないため、ハの字型のくぼみ(変形)は改善されません。
リテイニングリガメントとは?
皮膚・筋肉・脂肪などを顔面の骨にしっかりと固定する役割を持つ靭帯(じんたい)です。顔の構造を安定させる上で非常に重要な要素で、若々しい表情を保つためにも欠かせません。しかし、加齢によりこの靭帯は緩みやすくなり、支える力が弱くなることで、皮膚や脂肪が下垂し、たるみやシワの原因になります。

Dr.三沢
裏ハムラ法では、リテイニングリガメントを切離し、さらにその部位に眼窩隔膜と脂肪を一体化させて再配置することで、構造的なたるみやくぼみを根本から改善します。術後は、眼窩脂肪のふくらみにより隠れていた涙袋が自然と浮かび上がるようになり、笑顔の際はもちろん、真顔の状態でもはっきりと涙袋が確認できるようになりました。
【目の下のハの字変形・涙袋消失】裏ハムラ法で改善して涙袋が復活
よくあるご質問
涙袋は年齢とともに変化しますか?
はい、涙袋は加齢によって徐々に変化していきます。涙袋とは、目の下にある薄い筋肉(眼輪筋)と脂肪が作る、ふっくらとした膨らみのことです。若い頃は皮膚にハリがあり、筋肉も弾力があるため、涙袋が自然に立体的に見えることが多いです。
しかし、年齢とともに皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少すると、ハリが失われ、涙袋が目立ちにくくなる傾向があります。また、眼輪筋のゆるみや脂肪の減少・下垂が進むと、涙袋がしぼんだように見えたり、逆に目袋(眼窩脂肪の突出)と混ざって不自然なふくらみに見えることもあります。
このように、涙袋は「若さの象徴」とされるパーツのひとつですが、年齢によって見た目に変化が生じるのは自然なことです。最近では、美容医療によって年齢を重ねてもふっくらした涙袋を再現する方法もあります。
左右差のある涙袋をクマ取りで改善できますか?
左右差のある涙袋は、クマ取り治療によって改善できる可能性があります。特に、目の下のクマやたるみの原因が「眼窩脂肪の量や位置の違い」にある場合には、左右のバランスを整える治療が効果的です。
例えば、裏ハムラ法(脂肪再配置術)では、眼窩脂肪を単に除去するのではなく、へこみ部分へ再配置することで目の下の凹凸をなだらかに整えます。この過程で左右の脂肪の量や位置も調整できるため、涙袋の形や大きさの左右差が目立ちにくくなることがあります。
ただし、涙袋の左右差は脂肪だけでなく、目の筋肉(眼輪筋)や骨格の左右差、皮膚の厚みの違いなど、複数の要因が絡んでいます。そのため、手術によって完全に対称にするのは難しいこともありますが、見た目の違和感を大きく軽減することは十分に可能です。
目の下のクマ取りによって、涙袋がなくなることはありますか?
はい、治療法や術式によっては、クマ取りの結果として涙袋が目立たなくなる、または失われてしまうことがあります。特に注意したいのは「脱脂のみ(脂肪除去のみ)」で行われる治療です。
この方法では、突出している眼窩脂肪を取り除くことで目の下のふくらみをフラットにしますが、脂肪を取りすぎたり、筋肉や皮膚の支えが不十分になったりすると、本来ふっくらと存在していた涙袋まで一緒に消失するリスクがあります。結果として目の下がくぼんだようになったり、老けた印象になることもあります。
一方、脂肪再配置(裏ハムラ法)などの高度な技術では、脂肪をただ除去するのではなく、必要な場所に移動させてなだらかな目元を作るため、涙袋のふくらみを自然に残しながらクマを改善することが可能です。涙袋を大切にしたい方は、術式の選択や医師の技術にこだわることが重要です。
目の下のクマ取りをおこなうことで、涙袋が目立つようになりますか?
はい、目の下のクマ取りを行うことで、涙袋が以前より目立つようになるケースがあります。これは、クマやたるみによって涙袋が埋もれていた状態が改善され、涙袋のふくらみが際立って見えるようになるためです。
たとえば、裏ハムラ法では、余分な眼窩脂肪をへこみに移動させることで、目の下がなだらかに整い、自然な立体感が生まれます。この結果、もともと存在していた涙袋の形がくっきりと浮かび上がることがあります。
また、脱脂のみの治療では目の下が平らになりすぎて涙袋まで目立たなくなってしまうこともありますが、脂肪再配置などの繊細な治療では、涙袋を活かしながら若々しい印象の目元に整えることができます。
つまり、涙袋を残したい、むしろ目立たせたいと考えている方は、術前のカウンセリングで「涙袋のデザインを重視していること」を医師にしっかり伝えることが大切です。治療法の選択やデザイン次第で、自然な涙袋が引き立つ美しい目元を目指せます。
目の下のクマ取り後【涙袋が形成される/涙袋ができるのか消えたりなくなったりするのか】気になる方へ解説
まとめ
- クマと涙袋は、目元の印象を大きく左右する重要なパーツです。
・涙袋は笑顔を引き立て、若々しい印象をつくるチャームポイント
・クマや目袋は、加齢とともに現れやすく、老け見え・疲れ顔の原因に
・自分では見分けがつかないことも多いため、正確な診断が大切
・クマを改善することで、涙袋が自然に目立つようになり、美しい目元がよみがえる
・裏ハムラ法は、クマとたるみを同時に改善し、理想的な涙袋を浮き立たせる最新治療
- あなた本来の魅力的な目元は、クマをなくすことで現れます。「最近老けて見られる」「疲れて見える」と感じたら、それはクマのサインかもしれません。まずは専門医に相談して、涙袋が映える若々しい目元を取り戻してみませんか?