Before/施術前
After/施術後
この施術に関して
傷跡には2種類があります。形と色です。形の傷跡とは傷が盛り上がったり、凹んだりと凹凸がある変化です。この場合は傷跡修正が必要です。もう一つは今回ご紹介したような色の変化です。傷は炎症を伴います。炎症が強い場合にはその反応として見られる色素沈着が起こります。自然経過で消える場合もありますが、6ヶ月経過しても消えない場合にはこれを炎症後色素沈着と言います。この場合にはシミなのでシミ治療として治療が必要です。今回はルミキシル アイクリームで行いました。いかがでしょうか?傷跡は、色も形も分からない状態です。
ルミキシル アイクリームは、目の周りにも塗布できる外用薬です。今回のような炎症による色素沈着も含め、目元の黒ずみや慢性的な色素沈着にも効果的です。
術後の経過
治療前
受傷から24時間以内の割創です。止血はされていますが、創と創が開いた状態です。
縫合前
目の周りにある筋肉:眼輪筋まで裂けているような状態でした。
縫合後
縫合直後の状態です。細く縫合します。
抜糸後2週間
抜糸して間もなくです。色がついていています。
抜糸1ヶ月後
縫合してから1ヶ月経過しています。傷の凹凸は目立ちませんが、創部に色=色素沈着があります。
治療2ヶ月後
まだ、色素沈着が残っていますが、徐々に消えていいってます。
治療5か月後
5ヶ月間 ルミキシル アイクリームを塗って継続して頂きました。その結果があってキズの形も色も跡形もなく綺麗です。
傷跡には2種類があります。
・形
・色
今回は傷跡の色の治療の変化に関して紹介したいと思います。