


この施術に関して
傷跡には2種類があります。形と色です。形の傷跡とは傷が盛り上がったり、凹んだりと凹凸がある変化です。この場合は傷跡修正が必要です。もう一つは今回ご紹介したような色の変化です。傷は炎症を伴います。炎症が強い場合にはその反応として見られる色素沈着が起こります。自然経過で消える場合もありますが、6ヶ月経過しても消えない場合にはこれを炎症後色素沈着と言います。この場合にはシミなのでシミ治療として治療が必要です。今回はルミキシル アイクリームで行いました。いかがでしょうか?傷跡は、色も形も分からない状態です。
ルミキシル アイクリームは、目の周りにも塗布できる外用薬です。今回のような炎症による色素沈着も含め、目元の黒ずみや慢性的な色素沈着にも効果的です。
術後の経過
治療前

縫合前

縫合後

抜糸後2週間

抜糸1ヶ月後

治療2ヶ月後

治療5か月後

筆者のご紹介
形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘
資格
- 日本形成外科学会形成外科専門医
- 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
- 日本救急医学会救急科専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- 米国医師国家試験合格
- 日本医師会スポーツ認定医
- 厚生労働省認定臨床研修指導医
- AHA BLS/ACLS Provider
- AAP NRP Provider
所属学会
- 日本形成外科学会正会員
- 日本皮膚科学会正会員
- 日本美容外科学会正会員
- 日本救急医学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本美容医療協会
- 日本臨床毛髪学会
- 見た目のアンチエイジング研究会
傷跡には2種類があります。
・形
・色
今回は傷跡の色の治療の変化に関して紹介したいと思います。