


この施術に関して
汗は自律神経の調節によって行われているため、自分の意志で分泌をコントロールするのは困難です。自律神経のうち交感神経の興奮によって分泌されるので従来の手掌多汗症の治療では脊髄にある交感神経節を切除する治療があります。手術なのでそれによる不安感や合併症などを考えると今回行ったボツリヌス菌毒素の注射治療はダウンタイムや合併症などもなく、またご覧のように汗がピタッと治まります。
治療前
↑このように汗をびっしょりと手のひらにかきます。
そして、ボツリヌス菌毒素注射を行うことで、
治療後
(右手のみ治療を行いました:写真向かって右です。)
右手は完全に汗が止まっているのがお分かりかと思います。
施術カテゴリー
筆者のご紹介
形成・美容外科 エムズクリニック 院長三沢 尚弘
資格
- 日本形成外科学会形成外科専門医
- 日本美容外科学会専門医(JSAPS)
- 日本救急医学会救急科専門医
- 日本抗加齢医学会専門医
- 米国医師国家試験合格
- 日本医師会スポーツ認定医
- 厚生労働省認定臨床研修指導医
- AHA BLS/ACLS Provider
- AAP NRP Provider
所属学会
- 日本形成外科学会正会員
- 日本皮膚科学会正会員
- 日本美容外科学会正会員
- 日本救急医学会
- 日本抗加齢医学会
- 日本美容医療協会
- 日本臨床毛髪学会
- 見た目のアンチエイジング研究会
本日、ご紹介するのは手のひらに汗がびっしょりとかいてしまう病気
手掌多汗症
です。
汗は、汗腺=エクリン汗腺から分泌されます。皮膚があるところにはこの汗腺は備わっているので体のどの部位からでも汗は分泌されます。
汗は、緊張したときや、運動した時など日常的に認められるものですが、これが過剰に分泌されるようであれば生活を送る上で支障が出てきてしまいます。
そして、
汗が過剰に分泌される病気を多汗症といいます。
とくに多汗症で問題となるのは、手汗、ワキ汗、足汗などですが、、、
その中でもとくに困ってしまうのは手汗です。
というのも、手に汗がビッショリとかいてしまえば・・・
など、
非常に日常生活を送る上で支障が出ます。
そこで今回行ったのはシワ治療などで使用するボツリヌス菌毒素の注射です!