年齢を重ねると自然と皮膚が垂れてきて、『目元』は特に老化を感じる箇所でもあります。
目の外側の皮膚が多いと二重の線がなくなったり、瞳自体が小さく見えて、上まぶたのたるみが気になる方も多くなってきます。
眉毛の外側に伸びきった皮膚が多い方であれば、目の上の治療法である眉下切開法をご存じの方もおられるでしょう。
眉下切開法は、もともとの顔の印象を大きく変えることなく、若い頃のスッキリした目元を取り戻すことができる治療法です。
今回は、目の上のたるみに有効な眉下切開法について、解説します。
眉下切開 (眉下リフト)とは?
加齢により垂れ下がってきた”まぶた”について、上記イラストのように、眉毛の下の皮膚を切開して、余分な皮膚を取り除き、たるみを解消する施術方法です。
目元のたるみが軽減されるため、手術後はすっきりとした目元になります。
20代~60代と幅広い年齢層、男女性別を問わず、ほとんどの人にとって適応可能で、上まぶたのたるみや厚みが気になる方に効果的です。
名前の通り、眉毛の下の部分を切除して縫合する手術のため、まぶたに傷がつかず腫れにくく、時間とともに傷跡も目立ず、ダウンタイムも比較的少ない治療です。
別名として眉下皮膚切除、上眼瞼リフト、眉下リフト、などと言われます。
各クリニックやサイトによって、さまざまな呼び方がありますが、同じ治療方法です。
眉下切開法による主な効果・メリット
- 目の上のたるみを改善でき、視野が広くなる
- 大きく顔の印象を変えることなく、治療ができる
- 目元が若々しくなり、顔全体が明るく見える
まぶたのたるみがなくなることで、二重の幅も広くできる効果も見込めます。
また、余った皮膚を眉下で切除するので、たるんだ上まぶたがリフトアップされ、生まれつき二重の方の場合、隠れていた二重のラインが復活します。
こんなことにお悩みの方におすすめの手術
- 加齢により、徐々に上まぶたがたるんできた
- 特に外側のたるみが多く、目が腫れぼったく見える
- 上まぶたの皮膚が厚く、重たく感じる
- 二重の左右差が気になる
- もともと二重だったが、目の上のたるみの原因により、本来の二重が隠れた
- 一重・奥二重を維持した状態で、目の上のたるみを解消したい
その他にも、眼瞼下垂である方や二重形成を同時に希望される方は、 ダウンタイムの少ない「切らない眼瞼下垂」との併用が可能です。
眼瞼下垂との違い・比較
上まぶたのたるみを取る手術である眉下切開とよく比較されるのが眼瞼下垂手術ですが、両者には以下のような違いがあります。
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眉下切開
・眉毛の下を切開し、まぶたのたるみを引き上げる
・目元全体をすっきりさせ、自然な二重ラインを維持
・医師の技術により、傷跡が残ることがある
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眼瞼下垂
・挙筋機能を回復し、同時に二重ラインの形成も可能
・くぼみ目も同時に改善できる
・たるみが多いと、目の上が厚くなったり目尻のたるみはとれない
多くの方の症状である皮膚のたるみが原因の場合は、眉下切開の適応となり、腱膜のゆるみが原因の場合は、眼瞼下垂手術の適応となります。
軽度の眼瞼下垂の場合は眉下切開でも解消できますが、中度〜重度の場合は、切らない眼瞼下垂との併用をオススメします。
目の上のたるみ取り 眉下切開法 施術事例
40代女性 眉下切開
目の上のたるみ治療である眉下切開+目の下のクマ治療である脱脂+脂肪注入を同時に行いました。
主なリスク:
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔・薬剤によるアレルギー・アナフィラキシーショック、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、まぶたの皮膚知覚障害、目の中のゴロゴロ感、皮膚色素沈着、皮膚の表面の凸凹、頭痛、吐き気、、仕上がりの左右差
詳しくは以下の事例ページをご覧ください。
眉下切開+目の下のクマ治療同時に行いました。
50代女性 眉下切開
上まぶたのたるみを改善する眉下切開+睫毛上切開を同時に行いました。
主なリスク:
出血、感染、術後瘢痕問題(ケロイド、肥厚性瘢痕などの発生)、麻酔によるアレルギー、
再発、ドライアイ、一過性の視力低下、顔貌の変化、二重の左右差、上まぶたの皮膚知覚障
害、目の中のゴロゴロ感、頭痛、吐き気、再発など
詳しくは以下の事例ページをご覧ください。
【上まぶたのたるみ】を改善する眉下切開+睫毛上切開!のコンビネーション
横浜市鶴見区エムズクリニックの眉下切開法について詳しくは、こちらのページもご覧ください。
手術費用 眉下切開術
片目 ¥220,000 (税込)
両目 ¥330,000 (税込)
まとめ
- 目の上のたるみでお悩みの方は、眉下切開法の手術について理解を深めて、症状に合った手術を検討しましょう。
- 顔の印象を大きく変えることなく、自然に目元を若返らせたい方には、オススメの手術法です。
二重に戻したい、眼瞼下垂を治したい、目元全体を改善したい、など他の治療と併用して行うことも可能なのが眉下切開法です。
よくあるご質問
目の上のたるみを取りたくて、ダウンタイムの少ない眉下切開を希望していますが注意すべきことはありますか?
目元のデザインの仕方・切開の仕方など、医師の技量で左右する手術となりますので、眉下切開の専門医・名医に任せることをオススメします。幅広い年齢層の方が受けられる手術ですが、適応を間違えないためにも、まずはカウンセリングを受けて、ご相談ください。
男性でも目の上のたるみの手術される方はいますか?
加齢により、男性も女性と同様に上まぶたが緩み、特に外側が弛んできます。男性は手術するにあたって、あまり目元の印象を変えたくないというご希望が多いです。通常の眼瞼下垂症手術は、睫毛上切開を行いますが、手術後は二重がくっきりとしてしまうので、手術前に行うシミュレーションで拒絶される方がほとんどです。眼瞼下垂症が軽度の場合、目元が自然に改善されるので、男性には眉下切開法をオススメしています。