基礎知識コラム
理想の乳首・乳輪の大きさ・形はどのような状態か、美しい乳房を求めている女性は多くいらっしゃり、実際にネットで検索して調べたり、当院に来院される方がたくさんおられます。
以前に、後悔・失敗しない乳頭縮小の手術事例・乳首を小さくする記事で、主に乳頭を小さくする例をご紹介しました。
今回は、美乳になりたい女性に向けて、乳頭の大きさに加えて、乳輪の大きさ・色についても解説いたします。
バストに関するお悩みは、上記のように女性によって様々ですが、乳輪については、大きいのがコンプレックスだったり、授乳後に大きくなってしまった、授乳の影響で黒ずんできた、というお悩みが多いです。
乳頭や乳輪の色素沈着や黒ずみの原因は、メラニン色素が増えることで起こります。
メラニン色素が多い場合もありますが、その他に、刺激や摩擦、かぶれ等の炎症やホルモンの作用などで色素が濃くなり、黒ずんできます。
以上のように、乳輪が黒くなる原因はいろいろありますが、年齢を問わず、女性の悩みとなっております。
そんな黒ずみのお悩みは、ご自宅の治療で解消することが可能です。
乳輪の黒ずみを除去する美白治療については、後述します。
女性にとって、胸の美しさや魅力を表す美乳は憧れるものです。美乳の基準としては、個人差がありますが、以下の特徴が挙げられます。
以前の記事でもご紹介しましたが、一般的に好まれる美乳の定義・サイズとしては、上記イラストのように、乳頭の大きさが1〜1.5cm、高さ7〜10mmに対し、乳頭の中心から乳輪外側までの距離が等しい大きさが理想とされています。
形だけでなく、色・厶ラなどもなく、乳輪・乳頭の色に関しては肌色〜ピンク色で、乳輪・乳頭ともに等色でムラがなく、均一なバストであると理想的です。
乳首が大きいと感じるサイズについては、個人差がありますが、乳首の平均的なサイズは、高さ9mm、直径10mmくらいが良いといわれています。
バスト全体の大きさや形だけではなく、色味も美しいバストが必須条件です。
前回は、主に乳頭を小さく長さを調整する手術をご紹介しましたが、今回は乳輪を小さくする手術ときれいなピンク色にする美白治療、ぶつぶつを除去して綺麗な乳輪にするモントゴメリー腺除去の治療もご紹介します。
乳房とのバランスを重視し、授乳への影響もない方法で、乳輪を小さく、バスト全体が美しく見える大きさへと縮小します。
具体的には、乳頭基部切開といって、乳頭基部(下側)を切開して、乳輪を小さくします。
手術後は、事務仕事であれば翌日から可能で、当日からシャワーも浴びていただけます。手術のリスク・副作用は以下の通りです。
内出血
※約1週間ほど軽度の腫れ・むくみ・内出血があります。患者様の体質により個人差はありますが、時間経過とともに治っていきます。
通常の乳頭サイズ直径8mmに対して、乳頭が2cm以上伸びて垂れた状態、長さ直径が肥大した状態をイラストでご覧ください。以下のような状態になった方は、女性・男性問わず、手術による治療を検討されることが多いです。
日本人の平均的な乳頭の大きさは、長さ・直径共に8mm程度だと言われています。
乳頭の長さが2cm以上に伸びて、下向きに垂れた状態の乳首。
授乳の他にも、加齢や女性ホルモンの減少・アトピー・遺伝などによって、このような状態になってしまうことがあるようです。
長さ・直径ともに2cm以上に肥大してしまうことも。
女性の乳首は、授乳や出産に向けた女性ホルモンの増加で大きくなったり、第二次性徴の際に乳房よりも乳首が先に発達したりしますが、遺伝によりその影響を大きく受けることもあるようです。
長くなった乳頭、肥大した乳頭を治療する場合、以下のように、直径を小さくする、高さを低くする、同時に行う3パターンがあります。
組織を切除して外周を小さくします。通常直径は8〜12mmに設定します。
表皮のみを切除してその部分をもぐらせることにより、低くします。
通常の高さは5〜10mmに設定します。
組織を切除して外周を小さくします。通常直径は8〜12mmに設定します。
授乳機能を温存しない場合には上部を3次元的に切除します。
細かく丁寧に閉創します。
縫合線は乳頭内のみでほとんどわかりません。
乳頭縮小手術では、乳頭(乳首)を小さくして、形を整えます。
乳頭を縮小するだけではなく、形も整えられるので、症状・状態に合わせて、ご希望と理想に沿ったバランスのとれたバストにすることが可能です。
乳頭縮小術は、乳頭の目立たない所を切開しますが、乳頭自体が元々シワなどが多く、傷が目立ちにくい部位のため、切開の傷はほとんどわかりません。
乳輪をピンク色にする治療としては、ハイドロキノン・トレチノインの2種類を自宅で塗っていただきます。
ご自宅でできる治療で、ナチュラルなピンク色に導きます。
これらのクリームを約3~6ヵ月、ご自宅で塗布することで美白効果が見込めます。また、乳頭・乳輪の黒ずみ除去について、クリーム塗布以外に、レーザー照射による治療法もございます。
乳輪の内側に、ぶつぶつしたニキビ・イボのようなものが大きい方がおられます。これはモントゴメリー腺という皮脂腺で、乳首・乳輪を保護するための皮脂を分泌している状態です。
理想のバスト・美乳のために、乳頭・乳輪の大きさ・形・色・見た目の美しさを改善することができます。
授乳後の乳頭変形のケースで、乳頭は乳房先端に付いています。先端の乳頭がヨレたり、形が変形していたり、異常に大きかったりすると始まりがおかしいので綺麗な乳房ではなくなってしまいます。
初診時に『授乳を終えると、乳房(胸)が残念な形になってしまうのよね・・・、枯れ感をどうにかしたい。』と悲しげな様子でした。
下垂した乳頭を高さと同時に乳頭径を縮小して行いました。傷跡はほぼわかりません。
術後には乳房のアクセントとなる乳頭の形状が変化し『枯れた』感じはなくなり、乳頭の左右差もなく大変満足いただく結果となりました。
出血、感染、乳頭壊死、知覚障害、授乳障害、再発など
出産・授乳後は乳房全体に緩みがでてしまい、張りがなくなり、垂れたように見えてしまいます。
今回のケースのように、乳房全体にボリュームが増えると張りが出て、それに伴い乳輪・乳頭の形状も変化します。
脂肪豊胸を行うことで、乳輪・乳頭もきれいになりました。ビフォアアフターをご覧ください。
年齢や授乳後に見られるデコルテの凹みも改善しました。お尻・太もも周囲の脂肪を採取して、豊胸に使うので、余分な脂肪もなくなり、部分痩せもできて、美しい乳房を取り戻すことができます。
脂肪採取+脂肪豊胸は、非常に合理的な施術だと考えています。
出血、感染、皮膚の凹凸、左右差、施術箇所の知覚障害、胸にしこりができる、脂肪の吸収など
エムズクリニックの美しい乳房への乳輪・乳頭手術はこちらもご覧ください。
麻酔は局所麻酔、笑気麻酔、静脈麻酔の3種類から選ぶことができ、麻酔法の組み合わせを行うことも可能です。麻酔により、痛みはなく手術を終えることができます。傷跡は個人差もありますが、手術後、3~6ヶ月で目立たなくなります。
基本的には戻ることはありませんが、手術後に授乳を控えている場合、授乳後の変形を起こすことがあります。乳管を傷付けることのない方法で行いますので、将来的な授乳は可能です。
妊娠・出産といった女性のホルモンバランスの変化により、乳頭・乳輪の色素が濃くなることはあります。授乳後に戻ることはありますが、元に戻らず、気になるようでしたら、再度、クリームの塗布またはレーザー照射による治療をご検討ください。
形成外科専門医・救急科専門医
医学部を卒業後、日本屈指の研修施設病院である亀田総合病院で卒後研修を開始。医療の原点となる救命救急センターに8年間従事。
その後、米国臨床留学の登竜門である米国海軍病院に1年間勤務。医師として、そして外科医としてのトレーニングを研鑽し医療の礎を築き、平成28年6月に横浜市鶴見に『形成・美容外科 エムズクリニック』を開院
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