








この施術に関して
今回も他院で行った『切らない眼瞼下垂症手術』の修正でした。この修正術をもう一度まぶたの裏側から行えないか?というご要望も多いのですが、まぶたの裏側から修正することは困難であり、オススメしません。ダウンタイムが取ることを覚悟していただき、しっかりと行うことが長期に考えても重要なことだと考えております。
今回行った手術内容は、眼瞼下垂症手術の基本である表側の皮膚からアプローチを行い、癒着を解除して挙筋腱膜を前転して固定する。プラスまぶたの裏側にある結膜を瞼板より癒着を解除して露出した糸を摘出することでした。
まずは切開を行い、
癒着が高度であったので丁寧に癒着を解除し、挙筋腱膜–Muller筋の間を剥離してMulller筋内に存在した糸を摘出。
そして、
結膜側の癒着を解除して露出していた糸を摘出しました。
術後の経過
治療前

術中所見

術直後

術後1日目

術後1ヶ月

今回ご紹介するのは、
過去に他院で『切らない眼瞼下垂症手術』を受けたことがある方の修正術です!
正面から見た状態では、典型的な眼瞼下垂症の状態ではありません。
瞳孔縁にまつ毛はかかっておらず黒目は開いている状態です。
【正面】
ですが、
ご本人曰く、
ということでした。
切らない眼瞼下垂=表側の皮膚を切らない手術です。
おそらく、これはどこでやっても同じだと思い、、、
↓
まぶたの裏側をひっくり返すと・・・・
まぶたの裏側
驚きでした。。。
結膜がめくれ上がって、瞼板に付着している・・・、そして糸が一部露出していました。
瞼板の上にある結膜と、その瞼板よりも上がわにある結膜は正常が違います。その性状が違う結膜同士が強制的にくっついているという感じでした。