パーソナルトレーニングジム MsGym

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食事

2022.12.31

~ストレス予防の救世主「セロトニン」~

【筆者】貫洞暁

高校ラグビーを引退後、15kg太ったことをきっかけにダイエットを決意、ボディコンテスト出場を期に本格的にボディメイクの世界へ。ダイエットのきつい、つらいというイメージを払拭すべく「食べて痩せる」をテーマに探求、実施。皆さまが描く理想を実現するために健康で美しい身体作りをサポートいたします。

こんにちは!

 

エムズジム トレーナーの貫洞です!!

 

前回、食事で副交感神経を刺激することが大切とお伝えしました。

では、どのような食事をすれば副交感神経を高められるのか。

 

ポイントは、「セロトニン」をどれだけ多く体内で作り出すことができるかです。

 

セロトニンとは、自律神経を整えストレス症状を低減する脳内ホルモンのことで、

幸せホルモン」とも呼ばれており、まさに「ストレスを予防するお助けマン」です。

 

現代人に増えているうつ病や認知症は、このセロトニン不足が原因の一つと考えられています。

 

セロトニンは、「トリプトファン」という必須アミノ酸(タンパク質)から体内で生成されます。トリプトファンの多い食材としては、肉や魚、大豆、乳製品などのタンパク源となるものが有名です。

 

そのため、タンパク源の少ない野菜中心の食事や、カロリー制限によって食事量を制限してしまうと、体内に取り込まれているトリプトファンもすくなくなってしまいます。

 

意外と見落とされがちなのが、お米(ごはん)を初めとする穀物にも、トリプトファンが含まれるということです。日本人は昔から、肉や魚よりもお米からトリプトファンを摂取していました。

 

また、「トリプトファン」から「セロトニン」を生成する際に炭水化物が必要だということは意外と知られていません。

 

さらに、ビタミンB6やマグネシウムなど複数の栄養素のサポートを得て、セロトニンは作られます。これらは現代の食生活では摂りにくい栄養素です。

 

それを解決する方法として、白米に雑穀を加えて雑穀ごはんにしたり、味噌などの発酵食品を加えると、必要な栄養素が一気にそろいます。

 

しかも、セロトニンは、加齢やストレスで減少してしまいます。

ごはんが健康に悪いというイメージから、急速な「ごはん離れ」が進んでいます。これは、近年のうつ病や認知症の急増と無関係ではありません。

 

実際に、高齢でも元気な方はごはんをしっかりと食べていることが多い一方で、うつ病や認知症の方は食事が乱れている傾向があります。

 

もし40歳を超えている方なら、糖質制限や低炭水化物の食事はセロトニン不足から脳機能の低下を招くリスクを抱える可能性があります。

 

さらに、セロトニンは体内で「メラトニン」と呼ばれる「睡眠ホルモン」に変換されます。

メラトニンには睡眠リズムを整えて、睡眠の質をよくする働きがあります。

 

メラトニンは抗酸化作用が高く「若返りホルモン」とも呼ばれています。

 

メラトニンを増やすためには「腸内環境」がポイントです。腸内細菌のバランスが崩れ、悪玉菌が優勢になるとメラトニンの生成しにくくなります。

 

腸内細菌は一部のビタミン類も作り出していていますので、セロトニンの生成を促進することにもつながります。

 

このようなことから「腸内環境」を改善することは、自律神経を整えるうえで、重要なことなのです!!

 

腸内環境を整えるために効果的なのは、食物繊維をしっかり摂ることです。

食物繊維というと、野菜のイメージが強いと思いますが、腸内環境を変える力が強いのは、穀物由来の食物繊維です。

ごはんなどの穀物を主体とする食生活をすると、自律神経が安定し、睡眠の質もよくなる人が多いのはこのような理由です。

さらに、お米には食物繊維のような働きをする「レジスタントスターチ」が含まれるため、腸にはプラスです。

 

より効果を高めたいなら、神経細胞を正常化させるレシチンやチロシンを含む大豆製品を一緒に摂ること。

 

つまり、噌汁を飲み、肉や魚のごはんをしっかり食べて味おかずを食べる「和食」中心の食事がストレスを減らすにはぴったりの食事なのです!!

 

エムズジムでは、ダイエットにお困りの方、身体づくりをしていきたいけどなにをすればいいかわからないといった方のサポートをしています!

 

ダイエットや身体づくりでご相談等ございましたら、

お気軽にご連絡ください!!

 

ご連絡を心よりお待ちしております。

 

エムズジム トレーナー 貫洞

 

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