2019.06.14
食事も運動である
食事も運動のひとつ
食事を摂ることにより、噛んで、飲みこんで、消化して、吸収して、代謝して・・・と体の中では様々な動きが起こります。
この動きのために、エネルギーが必要なんです。
言い換えると、食事を摂ることにより、エネルギーを消費するということです。
生き物にとって、食事というのは運動のひとつとも言えます。
食事により消費されるエネルギー
一日の消費エネルギーは、以下のような割合になっています。
基礎代謝約60%:活動代謝約30%:食事誘発性熱産生(DIT)約10%
このDITというものが食事を摂ることにより消費されるエネルギーです。
またこのDITによって消費されるエネルギーの量は
・たんぱく質のみの場合は、摂取エネルギーの約30%を消費する
・糖質のみの場合は、摂取エネルギーの約6%を消費する
・脂質のみの場合は、摂取エネルギーの約4%を消費する
と、栄養素によって異なります。
DITにおける割合が一番高いのは、断トツでたんぱく質なんです。
そのため同じカロリーでも、たんぱく質の割合が高い食事の方が、太りづらく、痩せやすいと考えられます。
必要なたんぱく質の量は人それぞれですので、一日の必要量を計算して、食事回数で割り、一食の目標たんぱく質量を決めるといいです(^^)
食事の回数を増やす=運動の回数を増やす
またボディメイクにおいて、【食事回数を増やす】ということには、
・一日の摂取エネルギーをなるべく分けて摂ると、エネルギーを使い切りやすく、体脂肪を燃やしやすい。
・食事と食事の間隔を短くできるので、筋肉の分解を抑え、合成を高める機会を増やせる。
・DITにより、代謝を高める機会を増やせる。
と、ダイエットのためにも、筋肉を増やすためにもメリットがあります。
お仕事などのご都合にもよりますが、食事は最低でも3食に分けて摂っていただきたいです。
可能な方は、4食、5食と回数をさらに分けることをおススメします!!
参考文献:『e-ヘルスネット:食事誘発性熱産生』(厚生労働省)2019/6/13/22:00
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